実はスター・バレットは、最初は小説じゃありませんでした。
最初はプログラムの勉強として「3Dゲームを作ってみよう」からスタートしました。
そのためのファンタジーのオープンワールドっぽいものを考え、ストーリーなどを広げて楽しく遊んでいたんですが……
「いやいや、プログラム初心者がそんなの作れるわけない。
もっと地道に、簡単なものを作るところから始めよう」
なので、
・舞台は宇宙
背景を作らなくていいから。
・レースゲーム
シューティングよりは楽そうだから。
・それだけだと淋しいから、ナビいれよう。
当然ナビはツンデレ美少女が鉄板だよね。
この程度のところからスタートしたんです。
宇宙でレースにするために、スターレーンを考えました。
サイズなども、レースゲームとして程よい感じになるような300mに。
この世界にワープなんて技術が存在したらレースにならないので、そういうの一切なし。
代わりにスターレーンならば光速の数万倍出せる、という設定にしました。
主人公=プレイヤーだから無口でいいよね。
……でも、ナビがぺちゃくちゃ一人で喋るの淋しいな。
適当にAIでも用意するか。
・宇宙船制御AI:カノン
ツンデレ美少女には、ボケがいないと始まらない。
二人で掛け合い漫才広げて、主人公はそれを横で聞いてて、せっかくだからロードムービーっぽくイベントのようなものを配置して、ストーリーのあるレースゲーっていうのも面白いかも。
主人公は運び屋で、レースに飛び入り参加。
ヒロインはハッカーで、AIは皮肉屋。
実はヒロインの命がかかってるレースで、主人公はそのために飛ぶ。
などと調子に乗って世界を広げていったら、ある日、「親父の遺言」が生えました。
──今、飛べ。星を掴め。
いやいや、そんな事いわれても、これレースゲームじゃ絶対表現できないし。
レースゲームでどうやって過去回想いれるのよ?
これやろうとしたら小説でもないかぎり無理よ?
小説書いたことないよ?
……などと、言い訳を繰り返していたんですが、どうしても自分がそのシーンを見たくなってしまいました。
で、ここに至ります。
拙いものではありますが、自分がやりたかったことだけを詰めました。
主人公J.J,と同様、作者も勢いだけで突っ走ったので、色々目をつぶってくれると助かります。
やりたかったことはまだ残っていますので、またいずれ。
どうか、皆様に六畳間の笑いと、星の道の導きがありますように。
柳下どぜう