うみつき

怪異に遭遇しやすい鹿乃さんが奇妙な集団を見かけてしまうのですが、その集団が鹿乃さんに直接何かをする訳ではないのに、じわじわと近づいている感じが怖かったです。 こちらが見ているという…続きを読む

大塚さんの期待の新作ということで、連載中から拝読していました。 息もつかせぬ展開で、最後までおもしろかったです。 横溝賞の最終選考作の『けものの名前』にも登場したペインレスこと山田…続きを読む

作者の大塚さん曰く、怖い話ではないとの事ですが、十分怖かったです。 “ヒトコワ”ものと言いましょうか。 この手の根っからの嘘つきの人は一線はとっくに越えているのでしょうが、他人に迷…続きを読む

2023/1/29追記 第43回横溝正史ミステリ＆ホラー大賞の一次選考通過おめでとうございます！ 応募総数437作の12作に選ばれるなんて、本当におめでとうございます。 大賞の受賞…続きを読む

タイトルからして好きです。 雨なんて流れる水が腐るわけはないですが、この家に降りしきる雨は腐っています。 わたしは子供の頃から金田一耕助シリーズが好きだったので、何代にも渡って呪わ…続きを読む

アフターヌーンティーにやって来たカフェで隣の席の会話が聞こえてきてしまった時のような気持ちになりました。一体全体、何についての話をしているのかよくわかりませんが、大塚さんが紡ぎ出す…続きを読む

控えめに言って、天才の方が書いた連作集です。 幽霊を見ることができる兄と神様でも怪異でもブン殴って退治することができる弟のお話。 どのお話から読んでも楽しめます。怖いものから少し不…続きを読む

傍目八目。この言葉がぴったりの男が語り手です。 周囲の人間から見れば明らかに、黒髪長髪の美しい男である山田徹に子供の頃から魅了されているのに、本人だけは気づいていません。 でも、き…続きを読む

美しき極悪人の誕生譚。 黒髪長髪の麗人は個人的に好みなので、楽しみに拝読しました。 この話単体でも楽しめますが大塚さんの他の話を読んでいると、知っている名前にいくつも出会えます。 …続きを読む