• 異世界ファンタジー

コメントに対する返答『グロウプラントによる育成と、ダンジョンを流れるマナの影響度合いと、龍脈がダンジョンに及ぼす影響について』

 本件は世界観設定の一部であり、こんな細かい所まで本編内には出ません。学園に研究者が居るかも(未設定)って程度の話です。ダンジョン攻略には影響しないので、スパイス程度にお読み下さい。


【スキル】【名称:中級属性ランク0、便利魔法】【アクティブ】
 木:グロウプラント(植物の成長を促進する。ただし、マナの薄い地上の植物には効果が薄い)

 〈グロウプラント〉は術者のマナだけではなく、ダンジョンの中を流れるマナも吸い上げて植物を急成長させるスキルです。地面に設置しないと使えないのはそのせいであり、地上では効果が薄いのも、地上のマナが薄いから。
 今回は、火山フィールドの復旧に優先して火のマナが使われている為、他へ周る火のマナが少なくなった。その結果、比較的火属性の割合少ないエール筒竹→ウィスキー筒竹が沢山採れたのでした。
●エール筒竹【水属性:70%】【火属性:10%】→ウィスキー筒竹【水属性:40%】【火属性:40%】
●ワイン筒竹【水属性:65%】【火属性:20%】→ブランデー筒竹【水属性:30%】【火属性:50%】

 ただし、ある程度のランダム性も含んでいる為、全てが同じ変化をする訳ではない。650話で30個分育てて、ブランデーも少数出来たのはその為。
 術者の属性適性も多少絡むが、ダンジョンを流れるマナの方が多いので影響は少ない。精霊の祝福持ちだと、その属性を吸い上げやすくなるが、ザックスは光闇以外の祝福があるので関係はない。消費MPが減った程度。

 第2ダンジョンの宴会(29層)でブランデーに変化したのは、近くに砂漠フィールド(27層、火属性強)があるから、火属性の割合が多いワイン筒竹】→ブランデー筒竹に変化する事が多かった。
 このように、採取物は周辺の階層の影響も受ける。アルガンスライムが登場した45層は水苔が多いと描写されていたが、これも水属性のマナが多い階層だったから。この階層だと、水属性を多く含む採取物が育ちやすくなるでしょう。

 この他にも、大本となる龍脈の位置によっても植生は変化する。ヴィントシャフト周辺に風車が多い=風の強い土地=風属性が強い土地。低層で出たプラスベリーが緑色(風属性)だったのはこの為。

 また、ヴィントシャフトの街の下を流れ、ジゲングラーブ砦に向かって流れていく龍脈の本流であるとするなら、そこから分岐した支流が第1ダンジョンと第2ダンジョンに流れ込んでいる。支流としての距離が近い為、その植生も似通ってくる。
 第1ダンジョンの29層までスキップしたのは、物語上の都合であるが、第1と第2の浅い層は登場する魔物や採取物が似通っているので、改めて書く必要が無かったとも言える。

 更に加えて言うと、本流の流れる先にあるソフィアリーセ用の元管理ダンジョン、これも近しい位置にあるので、浅い層はスキップする予定。


最後に、TwitterXにも書いたネタについて。長くなったのでカットしたのですが、実はシードル筒竹の先にも蒸留酒に変化するパターンがありました。アップルブランデーとも言われる『カルヴァドス』ですね。没ではなく、設定上は存在するので、後々に出る可能性も無きにしも非ず。

分岐表をまとめると、下の様になります。(スマホだとズレる可能性あり)
水筒竹E→炭酸E→サイダーD→シードルC→カルヴァドスB
       →エールD →     →ウィスキーB
       →     →ワインC →ブランデーB


以上。

1件のコメント

  • とても興味深く読ませて頂きました、感謝します。
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