朝から事態を飲み込むのに十分を要しました。驚きました。
牛捨樹さん、隙間ジャンルのさらに隙間な閑話集にレビューをありがとう……ございます……!
『転生者ふたり、あるクソゲーの隙間で』は、本編の執筆途中で没にしたシーンだったり、キャラクターへの理解を深めるために書いたものがほとんどです。
「もったいない精神で公開したけれど、ストーリーとしてはイマイチかな」ぐらいに考えていたため、レビューを頂けるような作品だとは思っていませんでした。自分がレビューを書く立場だったら書きようがないよな、と。
本編も牛捨樹さんに最後まで読んでいただけて、面白いとまで言っていただけて、本当にうれしかったです。ですが、これ以上、この作品に何かを求めてもむなしいだけだよな、というマイナスの感情がどうしても消えずにいました。一刻でも早くカクヨムの作品群に埋もれるのが、本作にとって一番の幸せなんじゃないか、ぐらいに考えていました。
なんと言いますか、レビューをいただけて、作者が自作を投げ出してはいけないな、と改めて思うことができました。まだ「読んでください」と誰かにおすすめできるには、修行が足りないのですが……。
本当にありがとうございます……!
さあ、ここからは私の反撃ターンです。
自作はお勧めしなくても、自分がお勧めする作品は、どんどんお勧めします!
私は作品について語るのが大好きなんです……(ただの趣味です)! ですが、どこで語るのか分からない! 応援コメントはネタバレ配慮で頭が働かなくなる! 好き勝手に語りたい! だから隙を逃さず、ここで語ります!
牛捨樹さんの『上野恭介は呪われている』は、祓い屋見習いの神田と悪霊に憑りつかれた後輩・上野のふたりが活躍するコメディ要素ありのライトホラーな連作短編小説です。
ライトホラーと言いつつ、怖いところはしっかり怖い。
今回は「恐怖」をテーマに語っていきます!
最近、恐怖という感情について考えています。恐怖は万人に共通する感情です。何かを好きだと思うよりも、何かを怖がるほうが共感を得られやすいのではないか、と思います。ですが、文章で恐怖を掻き立てるのは難しい。想像力を刺激する描写がないと、何が怖いのか分からなくなってしまうのです。
『上野恭介は呪われている』は一編目の『午後六時四五分のカーブミラー』編から恐怖スイッチを入れてくれます。
神田くんは怪異に対して嫌悪感を、上野くんは好奇心を抱いています。どちらも恐怖からは少し遠い存在です。そんな二人のやりとりを読み進めていくと、一転、気づいた時には恐怖がすぐ横にあるのです。
どうスイッチを入れてくれるのか、それは実際に読んでいただければわかります。
ホラー的観点から、おすすめの話を厳選するつもりだったのですが……短時間では選べない……! 個人的には『異世界行き電車に乗って』編がかなり好きなんですが、好きなのはホラー部分だけではないし……この魅力をお伝えするには、やはり全話読んでいただかないと……(『第106話 extra)全部知りたいんだ』で謎が深まりつつ恐怖も駆り立ててくれるのが特に好みです)! その後の『織の中の妖怪』編では、いまだに「まんじゅうこわい」を発動しています。
……全部読んで、お気に入りの一編を見つけるのも楽しいと思います!
現在連載中の『神隠し地蔵』編では、部活の先輩面する上野くんが見られるかと思いきや、六地蔵が……。もう、後ろ向きで並んでいるところを想像するだけで怖いっ! ですが、どうなるか気になります……(完全に五反田くんの心境です)!
ホラーが苦手という方には牛捨樹さんミステリ作品『秋葉千晴は退屈している』をお勧めします。
こちらは『上野恭介は呪われている』のスピンオフ作品ですが、単体で読めるお話です。まだ8話目ですから、追い付くのも余裕です! ミステリも楽しみですが、個人的には芦原さんとの活躍や、千晴の成長が楽しみな一作です(今更ですが、千晴を呼び捨てにしてごめんなさい。さすがにあれだけ感想文を書くと「くん」付けができませんでした)。
以上、自分の作品よりも好きな作品を語るのが楽しい近況ノートでした!
牛捨樹さん、あらためてレビューを、そして作品を語るチャンスをいただけて、ありがとうございました~!
『上野恭介は呪われている』
https://kakuyomu.jp/works/16818093073275914427『秋葉千晴は退屈している』
https://kakuyomu.jp/works/16818093090391596318