本日は私の作品に興味を持って頂き
本当にありがとうございます。
実は先日完結した「2週目の男」シリーズですが
本日21:00に
「始めから最後まで読める総集編」を投稿することに決めました。
それに伴って
「ここが少し分かりにくいかな」とか
「ここ、実は軽い伏線にしてます(もしくは伏線回収しちゃってます)」
というのがあるので
物語を100%楽しんでいただきたいので
こちらのノートに少し補足をしていきたいと思います。
まずはさいしょの「2週目の男」ですね
…ぶっちゃけ最初の構想ではここまで恋愛要素を絡める予定そのものがございませんでした。
ただテーマとしてあったのが
「2週目の中身が30代で落ち着いた物腰でエンジョイ勢を決め込む話」
そのテーマの元少しずつ書いて行ったのが
2週目の男~遠足、運動会、推しの生配信
というものになります
しかし、後々恋愛要素を絡めるにつれ少しだけ伏線を後付けで仕込むことに成功しちゃいました。
2週目の男…野下が給食のプリンを届けようとして、結局できなかった話がありますよね?
…あのプリン…
後の「届かなかった2週目の物語〜後日談〜」
にて、深見紗々美が千代子に届けたプリンと同一になります。
千代子というヒロインに対して
野下は直接のピンチを道化を演じて助けて
紗々美は後のフォローをした
という構造になってるんですね。
これ、結構考えた事なのでそれを知った上で
…もう一度読みたくなりませんか?
最初の2週目の男は
2週目の女である深見紗々美と少しだけ对にしてるんですね〜
凄いですね〜俺が考えたんですけど
我ながらここまで考える?ってなっちゃいますね〜
あとは、「続2週目の男」では
先程の話も踏まえて
2週目のキャラが2人居るんですけど
1人は主人公の野下偲(のしたしのぶ)
もう1人は千代子の幼なじみの深見紗々美(ふかみさしゃみ)
この2人は同じ二週目キャラでも
野下は中身30代で色々落ち着いてる
逆に紗々美は中身20代なのでギラギラしてる
というのを意識しました。
でも、人生って欲ばろうとすればするだけこぼれ落ちるでしょ?色々な物が
そういった紗々美の世知辛さ、どうしようもなさをしれっと野下がフォローするのが2週目の男というシリーズの肝になります。
あと、ここに来て深見紗々美というヒロインについてなのですが
…ぶっちゃけますね?
紗々美という名前…お菓子の紗々から取りました。笑
…そしたらこんなに魅力的なヒロインになっちゃいまして…凄いですね〜
なので紗々美を推して頂く方は是非紗々をお買い求めの上でコーヒーと共に楽しんでいただけると
より紗々美を身近に感じれることと思います。
目指せ!紗々のイメージマスコット!笑
次は2週目の男③についての補足ですね
この物語は一貫して
2週目の物語がどう『3週目』に影響するかを
丁寧に描いてきました。
例をあげると「2週目」で野下が紗々美に持ってくるようにお願いした「携帯ゲーム機」
あと、「ニチアサを見るという希望」
ここら辺は「2週目があるから3週目で活きる構造」にしました。
そして、私が実は一番描きたかった事がこの③には詰まってまして…
それは…『例え2週目で生き直すことが出来ても大病の前には無力』という事です。
私は無印と続 で野下を2週目(30代)に設定しましたが
こっちの大病を患った野下は2週目(中身20代)という設定です。
だから『やり直すぞ!』というバイタリティは人一倍あります。
…皆さんにもありますよね?
「今の俺ならあの時絶対こうする!」っていう後悔にも似た少し熱すぎるくらいの感情
あれがその野下にもありました。
ですが敢えて、空回りさせたり
…大病という試練を与えました。
以前のノートでも書きましたが
「人は2週目したくらいじゃ万能にはなれません」
万能になった気になるだけです。
実際は若い頃の無鉄砲さや素直さが無くなったぶん
弱体化するんじゃないのかな…とまで考えました。
…でも、大病という試練は課しましたが
私は鬱なだけの話なんて基本好きじゃないです
皆さんは「物語という救いというフィクション」を求めて私の作品を読んでくれてますよね?
…はい、私もその「救いの部分は」しっかり描こうと思い、逃げずに書きました。
…この物語はとにかく人間の「生の感情」が出ます。
「チート能力で無双」なんて事は絶対させませんでした。
なので「転生モノ」という体ではありますが
「アンチ転生モノ」でもあります。
そして、この病院パート大事な設定を描いており
野下と紗々美の周回設定ですね
野下が2週目(20代)に対して
今度は紗々美が3週目(30代)という中身に基づいています。
2週目の野下のフォロー等に恩を感じて彼女なりに3週目で返そうとしてるのが
この病院パートのメインでもあります。
そして、そんな彼女の献身的な愛情…
携帯ゲーム機という重すぎる愛に触れて
野下は『3週目』であることを思い出します。
そう、実は彼も2週目の記憶が無かっただけで『3週目』だったんですね
…このあたりは少しややこしく描いてしまったと思ってます、すいません…
なので最終的に野下の周回設定は
野下3週目(中身20代)ということになります。
そして、地味に大事なのが
「幕間 3週目の女の知らない物語」
にて、主治医の先生とのやり取り
「贈呈式」を終えて
『3週目』と自覚した彼の決意を描きました。
そして、ささやかながらここに『周回特典』となるギフトも送ってます。
…それはチート能力なんて地に足のつかないものなんかじゃない
『まだ君はバイタリティに溢れてる』と先生が言ってましたね?
そのバイタリティこそ3週目で野下が得た
周回特典なのです。
2週目の男にはそのバイタリティはありませんでした。
でも、3週目の男、野下にはまだそれがあります。
一度火が付いたらメラメラと滾る物があるんです。
…ここまで描いたら報われないと嫌じゃないですか
その為に少しずつハッピーエンドに向けて物語の指針を定めていきました。
あとは、ラジオのシーンですね。
これは、元々ネタで「ボヤキラジオ」というのを思いついていたんですが
上手く料理出来なくて悩んだ結果
「病院ラジオ」という形に落とし込んで
「大事な彼女に告白する踏み台」にしてもらおうと思い描きました。
…作中では小説賞に送る予定があるため
権利の問題もあり、伏字にしてますが
ここで野下が言っていた
Hanaさんという方にまつわる愚痴は
ほぼほぼ俺の愚痴です笑
しかし、この愚痴を挟むことで少しだけ物語の空気が変わってくれればと思い、差し込むことにしました。
…因みに『病院ラジオ』で察してる方もいると思いますが
…サンドウィッチマンさんのあれです、モデルは
なので芸人さんも彼らをイメージした言葉選びをしてます。
そして、彼の大告白からの曲紹介
…ここが地味に1番描きたかった
彼らだけが知ってる曲を流すことで
プロポーズをする…愛を誓うという描写
拙いながらもその真摯さを描いたつもりです。
…作者がこのシーンで一番泣いてます笑。
余談ですがこの曲紹介で使った
Hanaさんの「さくらとことり」は実際にある有名なPCゲームソングなので興味のある方は
YouTubeなんかに曲があると思うので聞いてみてください。
…心が洗われると思います。
あとはその大告白を終えて紗々美の返事パートですね
このパートはとにかく
「頑張った野下におっぱいを自然な形で触らせたい」という気持ちで描きました。
…ここまで自分をさらけだした勇気のある男には
彼女の愛というご褒美が必要だと思ったからです。
結果上手く行きました…良かった。
そして、完結編になる
「2週目の男④」ですね
ここはサイドエピソードと最終回に力を入れました。
携帯ゲーム機を紗々美が送るに至っての
「親」の視点
「その子は贈り物を大事にしてくれるの?」
という問いかけ
それに躊躇なく頷く娘
それを受けて泣きながら抱擁する親子
…今見直しても私も泣けます笑
3週目の人生を重ねても「親は娘の『親』なんだ」ということを強調したかったエピソードです
…そして、この愛情は「贈呈式」のエピソードに繋がり
「ビギニング3週目の男」に繋がることになります。
彼女…一家の愛の結晶(携帯ゲーム機)を受けて
既視感を感じて動揺するところを拙いながらも描くことが出来たかと思います。
このエピソードは「3週目の女の知らない物語」に繋がります
そして、「病気と向き合う」という事に繋がっていきます。
あとは「雨の日の記憶」ですね
これは「2週目の男」の最初の方に描かれた
「1週目の男の物語」の記憶の残滓を描きました。
ですが…3週目の男は一生この『1週目』の記憶を思い出すことはありません。
…考えてみてください
彼は普通なら1度で終わる人生を3週してるんです。
…普通に考えて覚えてる方がおかしいんです
なのでこの回は違和感は違和感のまま
しかし、それでも歩かなきゃいけない日常を描きました。
そしていよいよ佳境の
「人生3週目の男、3週目の女 〜結末〜」
ですね
…我ながら良く描ききったと今でも思ってます。
とにかく病に向き合って
苦しんで、それでもお互いに手を取って歩いて
…泣きながらも
みっともなくも生きるということの「重み」を描いたつもりです
「生きる」ということは綺麗事じゃありません。
病気と向き合うのは確かに凄いことです。
でも、この世の中綺麗なことの方が少ない
なので向き合った先でも彼らは苦しみました。
苦しまない人生に価値はありません。
それでも、そんなに苦しくても
あなたとなら歩ける
それこそが「愛」なんじゃないでしょうか
でも、愛も「無償」の物はあっても「無限」ではありません
強く言われたら彼女も頭にきます
そういうリアルさも描きました。
それでも「楽しみな明日に向けて」
皆と歩いていきます、血反吐を吐きながら
泣きながら
だから最後は「3週目」である事を彼らは
捨てたんです。
持ってても何もいい事は無かったから
それどころか自分を苦しめるだけの枷であることが分かったから
そうした葛藤の末に
病に打ち勝つことが出来ました
でも、彼らはまだ「人生」という山のてっぺんには到達してません
なので彼らの物語はまだ続いていきます。
だけど描きたいことはここまでで十分描きました。
彼らは彼らなりの幸せな未来を歩いていくことでしょう。
ここまでかなりの長文でしたが
読んでいただけると
本当に
作者として
ありがたい限りです
いつになるかは分かりませんが
現在別の物語も執筆中です
タイトルは仮ですが
「2週目の…男?の物語」と言います
このハテナ…なんでしょうね?
ですが一つだけ言えるなら
この完結した話とはパラレルの話なので
関係はありません。
公開を楽しみにして貰えると作者として励みになります。
長くなりましたが
ここまでお付き合い下さり本当にありがとうございました。