本日公開した、最新話のタイトルです。
チル様が言った「三行半を叩きつける」いう言葉は、α世界の人間は意味が理解できていません。
信長にいたっては、俳句と勘違いする始末。
三行半とは離婚状という意味ですが、これは江戸時代に離縁する時の定例文が、だいたい三行半で書けたためです。
「我ら夫婦は、【私のギャンブル狂が】原因で離縁することとなったので、以降は一切関係ない」
*【 】に原因を記入
これが定型文です。
妻から離縁を申し出る場合、紙を夫にこの定型文を書かせるため、紙を叩きつけて「さあ書け!」と申し出たそうです。
そもそも離縁を申し出るのは、旦那より妻の方からの方が多かったそうです。
これは江戸時代、男より女の方が数が圧倒的に少なかったためです。
なので、女は貴重な存在でした。
つまり引く手に数多だったのです。
なので、三行半は女が叩きつけて、男に書かせるというのが、江戸の常識でした。
というわけで、今でも三行半を叩きつけるという言葉が残っています。
つまり、江戸時代の文化なのです。
なので、江戸時代を経ていないα世界には無い言葉なので、信長やミツキには分からない言葉なのでした。
いや、私は何の小説の解説してるんですかね。
私が書いてるの、異世界ファンタジーのはずなんですが……。