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短編「実家住みおじさん(略)」執筆

「実家住みおじさん、私道のど真ん中に湧いた邪魔なダンジョンと配信者どもをぶっ潰す」を、読んでいただいた皆様。誠にありがとうございました!
もし楽しんでいただけましたら、ブックマークや☆評価を頂けますと幸いですm(_ _)m

せっかくなので、ここらで本作についてのちょっとした裏話でもできればと思います。



◆執筆の経緯
 「これが俺のなろう系や!」って一本を書いてみたかったんですね。
 流行の現代ダンジョンの文脈にのせて、自分の流儀で書いてみました。
 「現実世界とフィクションのすり合わせ」って感じですね。

 ただ、やはり根っこの価値観がなろう系になれない。一途純愛ENDです。
 どうしてもアンチ創作みたいになっちゃうなってのもあり、悩みどころ。
 娯楽性のバランスを取りつつ、気楽に読める喜劇を目指しました。

 ケモノ要素は……メイン性癖じゃないんですけど、結構好きです。
 

◆山神カズヒロ
 本作の主人公。「おっさん」要素も最近はトレンドですね。
 よくなろう系は「自己投影だ!」って言われることが多いわけですけど、
 彼はガッツリ自己投影というか理想です。職種とか、働き方とか。

 より正確には「三男坊の自分が理想とする長男の姿」ってのもあります。
 最近、兄弟と集まって飲んで色々と昔を思い出す機会があったんですね。
 愛憎混じりつつも、切るのは寂しい複雑な感情。それが自分の兄弟観。

 カズヒロは家父長でこそないですが「家を守る」にこだわるキャラです。
 彼は、父親とはあまり仲良くなく、父が死ぬまでは一人暮らししてました。
 ですが、病気で後の無い父親を見て「おふくろは任せろ」と、目覚めます。
 リモートを増やして実家で仕事をするようになり、今ではフリーです。
 とはいえ、家事は母親と折半、家に金入れてるので母親任せも多かったです。

 鬱屈でリア充ヘッドショット祭りに興じていましたが、根は悪くない男です。
 元いじめられっ子の眼帯マントくんも、本心で結構心配してました。
 ですが、家に被害を与える輩には容赦しません。ショットガンです。

 レイちゃんと一緒に暮らす中で、自意識の捻じれも落ち着きました。
 今では、レイちゃんにいいとこ見せたくて、家事割合も増やしてます。
 割とシャイでプラトニックな一面もあり、歳の差に少し躊躇してます。
 弟と妹が暴走を止めるので、調子に乗っても彼女を不幸にはしないでしょう。
 
◆山神レイチェル
 通称「レイちゃん」。異世界の女性、猫のケモっ子です。
 悪い魔法使いに村を襲われ、天涯孤独の中、使用人として暮らしていました。
 上位存在も「この子いい子やし、かわいそうやなぁ…」と思って見てました。
 ちょっと不安はありましたが、カズヒロの願いに合わせて異世界転移。
 カズヒロ自身が女慣れしておらず&ケモ属性でもないため、丁重に保護。
 信用を獲得し、レイちゃんの方からアプローチをかけるようになります。
 カズヒロは、猫耳スキーからケモナーになりました。よかったね。
 
 山神家の母、ユキエが滅茶苦茶ネコ好きであったため、甘やかされてます。
 呼び方は「お義母さん」ですが、気持ち的にはもう「お母さん」です。
 歳の差婚でカズヒロも歳なので、子供をどうするか早く決めたいようです。

◆谷岡フタバ
 息子のハルトと一緒に参戦した、カズヒロの妹です。
 女性の視点と配信好きの子供の視点が欲しかったため配置しました。
 フタバは兼業主婦。男兄弟に挟まれて育ったので男に幻想はないです。
 実は旦那より稼いでおり、子供は二人。下の子は母ユキエに預けて探索。
 ユキエも、大変なことを任せた負い目はありつつ、孫と遊べて喜んでます。

 兄のカズヒロとは「お前」と呼び合う感じで、ミツキよりバチってます。
 年子ってのはこんなもんで、相手のイヤなところよく見てるんですよね。
 なので、カズヒロもフタバも兄弟としては、ミツキの方を可愛がってます。
 逆に言えば、対等なので遠慮なくものを言える関係でもあります。
 ただ、カズヒロは未婚の負い目もあり、最近はちょっと弱気でした。

 レイちゃんは、頻繁に連絡を取り、ストレートに可愛がってます。
 当初は「馬鹿兄貴がゴメン…」ぐらいの気持ちでしたが、今はフラット。
 かねてより女兄弟への憧れがあったので、ちょっと喜んでます。
 猫より犬派です。

◆山神ミツキ
 三男坊。影が薄いようですが、実はセリフが多い。
 彼は調整役で、子供の頃は喧嘩が始まると仲裁するポジションでした
 引っ込み思案ですが、マイペースです。あまり「家」には囚われません。
 家族が嫌いなわけではないけど、束縛はちょっと嫌というタイプ。
 調整役ということで良心が前面に出やすいですが、超善人ではないです。
 事を荒立てたくないタイプですね。一般論で善悪を測りがち。
 温泉が好きで、婚約者との毎年の温泉旅行を楽しみにしています。

 カズヒロとフタバ両方から「こいつにだけ話すか」と信用されがち。
 反面で、対等に話してる年上の二人に若干コンプレックスも持ってます。
 カズヒロより早く結婚できそうなことに、ちょっと優越感もありました。
 ……とはいえ、こだわるタイプでもないので、レイちゃんとの関係は祝福。
 レイちゃんが加わり、「最年少」の負い目が和らいだ一面もあります。

 (子供、出来るのかなぁ…)と、気になりつつ、良識で聞けずにいます。
 そこは、上位存在がいい感じに取り計らってくれたことでしょう。

◆谷岡ハルト
 彼は、大人びた子供です。中二に突入する前夜ですね。
 「そういう時期」を経験していないからこそ、純粋で賢明です。
 眼帯マントに福祉の手を差し伸べられたのも「まだ」だからなわけです。

 このままいけばモテるでしょうが、男子は必ず「バカ」になります。
 PvPの話で、公開処刑の例とか出すあたり、もう、すぐそこですね。
 黒歴史へようこそ(Welcome to Underground)

 ちなみに、彼はレイちゃんの存在で性癖がねじ曲がりました。
 山神家、ケモセーフ理論で下半裸でスイカを切るレイちゃんを目撃。
 完全に脳が破壊されました。もう彼は、ケモノ女性でしか興奮できません。
 彼はこれから、ケモ彼女を求め、ダンジョン探索者になることでしょう。
 かわいそ(笑)

◆命名規則
 (零)レイチェル
 一祐(カズヒロ)
 二葉(フタバ)
 三樹(ミツキ)

 ハルトとユキエは「年代的にこんな感じかなー」です。



ひとまずはこんな感じ。

「百鬼の忍」が死ぬほど重い展開なので、箸休めも兼ねて書いた短編ですが、楽しんでいただけましたら幸いです。
それでは、引き続き拙作をお楽しみいただければと思います!

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