初めまして。佐藤椿と申します。今までにも趣味で文章を書いていたのですが、自傷行為の激化や自殺未遂を行うたびに様々なプラットフォームやアカウントを転々とし、カクヨムのこのアカウントに辿り着きました。このアカウントでは小説や詩を中心に執筆していく予定です。
私は国内外における社会の暗部をテーマにした作品に惹かれ、いつしかそれらの作品を創り上げた孤高の精神貴族たちのようになりたいと常に願ってきました。しかし辺鄙な田舎の保守的で排他的な環境の中、私は周囲に悪影響を及ぼす危険因子とされ、底なしの孤独感と暴言や暴力などという形をとって向けられる他者からの悪意に苦しんできました。そんな私を救ったものの一つがインターネットでした。検索結果で出てくる様々な暗黒の知の楽園やそこに集まる好事家の人々、オンライン上に次々と登場しては消えていくヘドロのようなどす黒い感情を互いに抱えながらそれらを舐め合っている大衆たち。孤独と排斥に苦しんでいた私にとってインターネットは私が生きていくことのできる世界を拡張し、強制的にギラギラした主流文化の光にさらされていたために干からびてパサパサになっていた心をベルベットのような柔らかくしっとりとした心地良さを持って癒してくれる存在だったのです。それから私はインターネットなどを経由して様々な作品や人物と関わることが出来、彼らに刺激を受けたことで、私も自分なりの身体的・倫理的・様式的美を表現できる作品を創造したいと考え、作品執筆を始めました。是非様々な方に作品を読んで頂き、作品に出会われる過程で何か感じるものが皆様の中に芽生えてくださることを切に願っております。
最後に一つお断りしておきます。私が執筆する作品にはグロテスクな描写や、メランコリックな描写、キッチュ且つデカダンなモラルに欠ける描写が多々あることと思われます。しかしそれは私が趣味で創る作品の中でどうしても失うことのできない、作品の中核なのです。人というものは、万人に伝わる美しさや温かさのみを伝えるだけではそのすべてを表現することは出来ないと私は強く考えております。是非これらの描写を含む作品たちはオルタナティブな作品形態の一環として捉えて頂ければ幸いです。