「壊して、治して、最強へ――元社畜の回復魔法無双」
おかげさまで、無事に完結いたしました。
Fランクから始まった湊が、毎日少しずつ積み上げ、折れた過去も受け入れながら、大切なものを増やしていく姿を描き続けてきました。最終話を書き上げた今も、彼の人生は静かに続いていくのだろうなと感じています。
物語を進める中で、改めて「プロットって本当に大事だな…」としみじみ思わされる場面が何度もありました。頭では分かっているつもりでも、いざ形にすると「あれ、ここもう少し…」と気づくことが多く、投稿後にそっと袖を引かれるように修正したくなる瞬間もありました。あれはあれで、作者と作品の静かな対話のようで、嫌いではありません。
過去の出来事そのものは変えられませんが、心のあり方次第で、その出来事の“意味”は変わっていく。湊を書きながら、私自身も何度もそう思わされました。現実には理不尽なことも多いものですが、この作品が、そんな日々の中で少しでも前を向くきっかけになれたなら、作者としてこれ以上の喜びはありません。
長い間読んでくださり、本当にありがとうございました。……そして、実は次回作にもすでに取りかかっています。まだ書き始めたばかりですが、今回はプロットの神様とも穏やかな関係を築けている…はずです(願望込み)。
よろしければ、そちらも覗いていただけたら嬉しいです。
止まらない。