コードネーム:柊
姓名:ノアール・オブシディアン
種族:[Edited]
出身:[Edited]
性別:男性
能力:エクソシズム
武器:なし
等級:特等
所属:[Deleted]
略歴:[Deleted]
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その正体から過去、現在の所属部門まで全てが秘匿された人物。アドミニストレーター・Mと同等かそれ以上の権限を持っているとされており、WSAパーソネルのみならず多くの管理下人民から恐れられている。
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柊に関する噂は色々と流れているが、私は彼の真実を知っている。固形物の食事も睡眠も必要とせず、排泄もせず性欲もない。どんなに重傷を負っても瞬時に再生し、人智を超えた数多の異能力を有する。そして181年前に初めて会った時から、外見年齢が一切、変わっていない。
彼は、普通の人間ではない。生物兵器の一種である"エリクシス・レプリカント"だ。そして、エリクシス・レプリカントとしても普通ではない。意識覚醒と霊的携挙を果たし"大エリクシルの祝福"という名の神格化体質変異をその身に受け、"栄光の身体"を得た男だ。
181年前、私は意識覚醒と霊的携挙を果たし、"大エリクシルの祝福"を授かった。人間の平均寿命は150歳だが、当時の私は140歳と人間の中でもかなり老いていた。だから寄ってきた神格存在に、エリクシアにはならないということを伝えた。
神格存在は私に、あなたはこれから世界の管理者となるでしょう、と笑みを浮かべた。そして"会うべき人がいます"、と続けた。その神格存在が語った"会うべき人"というのが彼だった。
その神格存在は彼に、夢を通じて、"私"と会うようにと伝えたらしく、数日後に、彼は私の夢に現れた。彼は何故自分と私の運命が繋がったのか知っており、顔色一つ変えずに、私に一言、"誰もが、他人と関わり合う奇跡のもとで生きている。それを護り抜く覚悟はあるか"と言った。私は、"無論だ"と答えた。彼は、"承知した"と微笑んだ。
今、彼は私のコンサルタントとして、世界を管理するという大仕事の辛苦を分かち合っている。この世界の人々の生きていく夢を護るために。
