兼ねてより崩壊してしまったと申し上げていた作品を短編として出すことにしました。
タイトルは、
美税を課される白雪姫 prelude
元々は12章構成の予定でしたが、その1章部分のみ公開します。
カクヨムコン短編賞のカクヨムネクスト賞の概要をみたところ、受賞作は長編向けに再編成していくとのことでした。
基本的に作品の風呂敷を畳むのが美しいあり方だと考えているのですが、この賞に関しては広げっぱなしでも良いのだろうと判断しました。
とは言えあまり張り合うつもりもありません。
全5話月曜日5:50投稿とします。
目次を下に添付しておきます。
全話投稿完了後にはノートに書きますが、話ごとに投稿報告もしないでおきます。
作品のテーマは「美税」です。
以前白雪姫をAIの手によって魔改造した世界線を描いた作品集にて、思いついた概念です。
本作において美税には2つの意味を持ちます。
有名税と言えば有名人が写真撮られたり、SNSで悪口を書かれたりといった弊害を意味しますが、同様に美人も弊害を受けるだろうと思いました。
これを社会的美税と定義しています。
原作の白雪姫がまさに社会的美税の影響を受けた人ですよね。
もう一つが金銭的美税。
国民の美人度を数値化し、それに応じて高額な税を課すというものです。
作品の主人公白雪は中学時代に栗夢という友人に出会いますが、栗夢は白雪の美貌に嫉妬するいわば王女ポジションです。
この栗夢が白雪を貶めるため、大学卒業後に財務省に入省し、美税を制定します。
栗夢の暴君っぷりと2つの美税に苦しむ白雪をコミカルに描き、財務省に噂される闇を風刺するというコンセプトの作品のつもりでした。
しかしながら高市政権の発足に伴い、財務省も良い方法に進むことを期待して取り下げることにしました。
章の昇順に投稿予定でしたが、その時系列としては、白雪の年代で示すと下記の通りでした。
1章(幼稚園)→3章(小学生)→5章(中学生)→7章(高校生)→9章(大学生)→11章(就活から就職1年目) →2,4,6,8,10,12章(就職6年目)
奇数章が社会的美税、偶数章が金銭的美税にフォーカスした構成です。
先述の理由から金銭的美税は描けないので、1章を公開しようと思った次第です。
3章もカクヨムコン終了後、ひっそりとあつまれおねしょたの森の4話以降に投稿していこうと思います。
1章は元々13,000字ほどありましたが、10,000字に削りました。
味気なさが出た一方で冗長な部分が消失し、読みやすくなったはずです。
金銭的美税はファンタジー要素があり、本作の独自性を強調できると思っていたのですが、社会的美税だとそれがないのが弱点かなと思ったので、こちらで言い訳がましく概要を記載させて頂きました。
興味があればよろしくおねがいいたします。
