『てんとれないうらない』の短歌バージョンお読みいただきありがとうございました。
お馴染みさまも、新しい方との出会いも、とても嬉しい楽しいひときでした。
本日最終回の解説。
『麻に連るる蓬』の意味は。
麻はまっすぐに伸びるので、中にまじった蓬もつられて曲がらずに育つ。
『善人と交われば、感化されて自然に善くなる』というたとえ。
この短歌だけが、全く新しくゼロから書いたものです。
他は全て元々、てんとれネタとして書きとめ持ってたもので、現在の身体の不具合に悩む私の心境とはどれも無関係であります。
ただ31文字程度にするのに『今』イジったので、そういう感じに反映されたものも、あったかもしれません。
このラストの短歌は、カクヨムでお付き合いしてくださる皆さまへ、感謝をこめて書きました。
ここは匿名性の高い不思議な空間です。
だけど創作物を通して、隠してるのに色々丸見えで(笑)
みんな日常生活を持ち、いろいろなものを抱えて暮らしを営んでいるけど。
ここでは、自身の「見せたいもの」「こうありたいという理想」「誰にも言えないけど持ちきれないもの」なんかを纏って過ごすことができます。
虚構というわけでもなく、デフォルメや抽出、好きではない自分は努力してしまっとく、そんな感じで、ネモハモナイというわけじゃなく。
私が現在ここで繋がっている、繋がり続けている方々は、善意の出力に、舵をきって過ごされている方々です。
それはとてもありがたいことで、私は常々恵まれていてると思っています。
おっかないのは嫌、無神経にドスドス、ぎゃいい!って攻撃、毒薬は食べたくない、平和主義の私です。
月のない夜。と表した人生のひととき。
今回私は病で痛みと不安で希望が見えず、暗くて怖かったです。
いろんな理由であなた様も月のない夜を過ごされている、そういった時期を経験したことがあると思います。
善意の言葉の使い手に、そっと寄り添われ。
ときにはあなた様が使い手となり、触れる。
それが現実にとって仮初のいっときであろうが、笑い合う時間は、確かに存在し、心に沁みて。
明けの兆しを待つための、松明の一端となることでしょう。
私がカクトモさんの思いやりやお気遣いに触れ、そう思いましたので。
そして同様に、表現は違えどそのような感謝の発信発言を、他の作家さまの近況や作品内でも、お見受けしたので。
カクヨムに限らず、リアル界でもかくあらんことを。
写真は後付け、イメージチョイスです。
これは仕事で使う、国産ブランドの白桃缶詰のものです。一気にこんぐらい使うんで、せっかくだから並べて撮ったやつ。
空き缶の蓋って、ほんと表情豊かなんですよ。
顔くんコレクション写真の一環です。
うふふ、他にももちろん空き缶蓋のバリエーション、持ってますよ〜。またいつか放出!
【てんとれ短歌2025】トップ
https://kakuyomu.jp/works/16818792437907804477【最終短歌】
https://kakuyomu.jp/works/16818792437907804477/episodes/16818792438807744305