• SF
  • 現代ドラマ

書きたい作品と売れる作品

カクヨムに作品を投稿していると、ふと悩むことがある。それは、「自分が書きたい作品を書くべきか、それとも売れる作品を書くべきか」という問題だ。

現在、私は『あの日見た滅びの景色を、僕たちは忘れない。』という作品を連載している。SFで都市伝説を絡めた、少し硬派な内容だ。この作品は、純粋に「書きたい」と思って始めたものだが、やはりPV数は思うように伸びていない。おそらく、WEB小説という場で公開し続ける限り、この状況は変わらないだろう。

しかし、だからと言って、出版社の賞に応募するために、この作品を中途半端に変えるつもりはない。緻密に作り上げた設定やプロットを崩してまで、制限に縛られた別の作品を書くことに対してはどうしても抵抗がある。

「何かを得るためには、何かを捨てなければならない」というのは、私が好きな言葉だ。ただ、カクヨムや出版社の賞で成果を得るために「何を捨てるべきか」を考えるとき、絶対に譲れないものがある。それは作品へのこだわりだ。作品への愛がなければ、その作品はただの空虚なものになってしまう。

一方で、書籍化を目標としている以上、資本主義のルールに乗る必要もある。つまり、「売れる作品」であることが求められる。そのためには、今のムーブメントをうまく取り入れる必要があるだろう。自分のこだわりだけで突き進むには、まだ早かったのかもしれない。ある意味、存在しない市場を無理やり開拓しようとしているようなものだ。

ジャンルは違うが、新しい市場をいくつも作り上げたスティーブ・ジョブズの偉大さが、改めて身に染みる。私にそのような力があれば、と願わずにはいられない。

まあ、ここまで硬い話を書いてきたが、結論を言うと、異世界ファンタジーを爆発させたい。以上。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する