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物語のおわり


読んでくださっている皆さま
いつも、ありがとうございます。

『たとえこの世界が滅びようとも』

本日、完結いたしました。


https://kakuyomu.jp/works/16816927862315637507

(宜しかったら、こちらへ…と誘導してみる・笑)

自分の中で1万字、という制約の元に書いた短編です。
アンデルセン童話『野のはくちょう』を引用した物語ですが…。

読んでくださった方きっと、それぞれに、考えたり思うことが違う、苦い終わりだと思います。

もしかしたら私は、物語とはそういうものでありたい、と思っているのかもしれません。
まだ、そうと言い切れるまでは、至っておりませんが…

(何故ってそりゃあ、スカッと面白い本を読んだときの、う〜わ〜ヤラれた面白かったー!!ってのが最高に快感だからデス・笑
出来るなら、そういう作品を書いてみたいものです)


さて
ついでに『野のはくちょう』について
全文は『青空文庫』で読むことが出来ます。

実は、幼い頃に読んだときから、私が気になっているのは末のおにいさま、です。
彼の存在が、幼い頃からずっと引っかかっておりました。

他のおにいさま達は白鳥の姿になって飛んで行っても、末のおにいさまはエリーザの膝の上に、その白鳥の頭をのせ、まる一日、一緒にいたり
エリーザに食べ物を用意し
海を渡る空の上では日陰を作り
エリーザもそれが末のおにいさまと知って微笑みかけたり
岩穴のエリーザの寝室を案内するのも
イバラで傷ついた指先さえも、末のおにいさまの落とした涙が癒す…

まだまだ沢山あるのですが、この2人の心が通い合う様子に、幼い頃の私は何とも言えない感情が湧いたのでした。

(思えば物語そっちのけで、気になっていたくらいですから)

それなのに、最後、末のおにいさまだけが片腕の袖が足りずに。
緊迫感を出すためだったにしても、せめてぎりぎり編み終えるじゃ駄目だったのかしら、と悲しくなってしまったものです。
そのためか『野のはくちょう』は、あまり好きなお話ではありませんでした。
描かれている繊細な挿絵が、また何とも言えず、読み終えて苦い思いが残るのに一役買っていたと思われます。
(私が読んだのも青空文庫の底本になっているものと同じ童話集だったので、読んだ方はご覧になったと思いますが、あの繊細な美しい絵です。再び目にして、もの凄く懐かしかった…憂わしげな気持ちにさせるあの繊細な線よ!)

この後、王さまは幸せに違いない多分。
でも、エリーザは真実幸せになったのか。
末のおにいさまは片翼のまま、その後どうなったのか。

大人になったいま再び読み返した時、同じ思いを抱いてしまった私は、どうもあまり成長していないようです。あやー?

それで生まれたのが『たとえ世界が滅びようとも』でした。


とはいえ修練は続く…
1万字を何作か、次は2万字、4万字、と少しづつ増やしてゆけたら、と思います。
その中で短編を少しのアイディアにして長編に繋げられたら良いな…とは思いますが、はてさて。

また、別の童話を使って…(いや、同じ童話の末のおにいさま、でも)もう1つ何か書けそうな気もしますが…どうかな、全く違うのに挑戦するかな…まだ分かりませんが…書きたくなるのを待ちます。


長々と独り言に、お付き合いありがとうございました。
感謝の気持ちを込めて。

2件のコメント

  • アンデルセン童話、病弱だった幼少のみぎり()に読み散らかしたハズが、野の白鳥、記憶にございません……。
    青空文庫もそうですが、その他にも興味深いタイトルを紹介下さるので、大変助かってます!
    (先日書いていらした、岡本かの子氏の「汗」も読みましたヨ)

    童話を下敷きにしたお話、とても良いと思いました。
  • 沖綱真優さま

    こんばんは。

    この度は拙作『たとえ世界が滅びようとしても』にお付き合いくださいまして、ありがとうございました。
    また、沢山のお星さまにも励まされました。

    昔は今のように片手でスマホとはいかないので、病床に本は欠かせませんでしたよね。私も良く熱を出したので、本を与えられていました。

    さてアンデルセン童話。
    私の苦手な話は実のところ2つありまして『野の白鳥』と『しっかり者のすずの兵隊』です。

    真優さんが幼少期に苦手だった童話やお話は何だったのか、気になりますね。ふふ。

    このところ懐かしいものを探しに青空文庫を漁って読むことが多く、色々再発見をしたりしています。

    書きたいと思うものと、書いていて何となく形になるものの違いって何だろう、と思ったのが発端なんですが、(あくまでも)自分は、幼少期に出会った本のような気がしています。

    ゲト戦記や七王国の玉座とか十二国記、烏は主を選ばない、などのファンタジーに憧れるけど、どうもいまひとつ自分は世界を構築できないのは、読書量の圧倒的不足に加え、ファンタジーとの出会いが遅かったせいなのかな…とかぼんやり思ったのがきっかけでした。

    小学校の図書室で最初に借りたのがポーの黒猫なあたり、もうボタンを掛け違えているような(笑)気がします。

    と、そんなこんなで、昔良く読んでいた本の再読の旅へと出たのです。
    古典が多いのは実家に近代文学全集が『あ』の芥川龍之介からずらっとあって、気になる作家だけ、それを端から、ちまちま読んでいたからなんです。
    実家に帰らずとも今は青空文庫で読めるので重宝してます。ありがたや。

    あ、なんだか凄く長々と書いてますね。
    スミマセン・汗

    原点回帰ってやつですかって使い方違うかな。
    加えて、流行りものも読まなくちゃと思いつつ、なかなか時間がね…。

    温かなお言葉、ありがとうございました。
    これからも手探りで鍛錬に励みたいと!!

    あ、真優さんのおすすめの本、あったら教えてくださーい。
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