いつも焔のシルヴェニアを読んでいただき、誠にありがとうございます。
今だから言えることですが、この物語を書き始めた当初は、私は絶対の自信をもって書き上げた前作の「気になる牧野さん」が全くもって鳴かず飛ばずの大不発実質打ち切りで心底打ちのめされ、自分の人生にも、生きる、ということにも絶望しておりました。
物になるかどうか自分でも分からない小説を書き続ける日々に、喜びなど一ミリもありません。ただただ純粋に毎日命がけの戦い、毎日地獄絵図です。
そんな日々を気合で乗り越えて、ようやく節目となる第300話まで掲載させることが出来ました。
これまで本当に長かったです。正直心底疲れて果てており、体も心もボロボロで、気力、精神力のみで何とかまだギリギリ書けている、そんな状態です。
そんな身も心もボロボロになった状態で、何故焔のシルヴェニアを書き続けるのか。その答えは勿論、毎週楽しみに読んで下さる読者の皆様の笑顔が見たいから、ただ純粋にそれだけです。
人生で一番大事な物は人によって違います。ある人は「お金」と言い、ある人は「学歴」と言い、「地位や名誉」と言い、ある人は「権力」というかもしれません。
ですが今の私が人生で一番大切にしているもの、それは「信用」です。
若い頃警備員のバイトをしてたとき、牛乳配達屋を倒産させて自己破産する羽目になって75歳で年金も禄にもらえず、老体に鞭打って夜間警備員をして生計を立てていたおじいさんに、「お前さん、人間ってのはな、一度失った信用は最低10年は戻らねぇからな。金はいくら失ってもいいが、信用を失うことだけは絶対するんじゃねぇぞ、わかったか」と言われたことがありました。
そのときは私も20歳そこそこの若造でしたので、このおじいさんボケちゃったのかな、と心の中で冷笑してたんですが、年を重ねた今はその言葉がは心の底から染みる本当に重い言葉となっていて、現在の自身の人生の指針でもあります。
人間、一番大事なのは「信用」です。
富、名誉、地位、権力、家族、全ては人に信用される人間のところに自然と転がってくるんです。神様は世の中をそういう風に上手く作っていらっしゃるんですよ。
ですので皆さんも人の信用、信頼を損なうようなことだけはしないように心掛けて、人様に信用される人間になることを第一に心掛けて下さい。
焔のシルヴェニアの連載を開始してから早数年、ほぼ毎週かかさず週1ペースで掲載しつづけたこの私のことを少しは信用していただけたら幸いです。
当然、これからも私が大病で長期入院するか突然死するまでは休みなく、最終回まで投稿し続ける所存です。
焔のシルヴェニアがキチンと完結するのか不安を感じている読者の皆様を安心させるために、この場を借りて現在の執筆の進捗状況と完結までの想定話数を簡単に説明させていただきます。
まず、掲載されている部分は第二部の後半にさしかかったぐらいですが、執筆自体は実は第三部まで、ついこの先日書き終わったところです。第三部は激しい戦いをテーマにしたパートですので肉体的にも精神的にもタフな執筆作業でしたが、私が好きなSUM41のNOREAZON(知ってる人がいたら結構な洋楽通)を聴きつつテンションアゲアゲで、その場のノリと勢いで描き切りました。
この後物語は最終章に入り、大よその完結目安枚数は、全750話から800話を予定しています。出来るだけキリの良い話数で終わらせたいので、750話を目途に、この話凄い書きたいけど本筋には関係ないから書かなくていいか、と、ストーリーを引き算しつつ調整していきたい、と思います。
勿論、この作品が書籍化、漫画化するようなことがあった際は加筆修正が入り、原作ではあえてカットした癒しの国ハインズケール編など、オリジナルエピソードを場合によっては書くことになるかもしれません。
焔のシルヴェニアは私が一番好きなFFであるFF6とドラクエとロマサガ、ゼノギアスなど、往年の名作JRPGに強いインスパイアを受けて描かれた物語で、母性もテーマの一つになってます。やりたい放題好き勝手な自由人のアグニちゃんが真面な女性に成長していってやがて母性に目覚めていく、という、そういう感じの物語にしたいな、と考えてます。
ですので既存のJRPGにありがちな、ぽっと出の破壊神とか、暗黒神とかなんか得体のしれない存在が脈絡なく現れて、そいつとアグニ達世界の命運をかけて戦う、みたいな、そういう安っぽい手垢が付きまくったチープすぎるオチにはなってません。
キチンとこれまで積み重ねてきた物語展開の中で、こいつがラスボスなんじゃないか? と読者がちょっと嫌な予感を感じて、一瞬違うんじゃないかと捜査線上から外したけれど、再浮上してきて、やっぱりこいつか?、と思いつつも、またアリバイが出てきて捜査線上から外れたけど、なんとなく事件を追う刑事たちの中で不吉な予感が徐々に濃厚になってきて、やっぱりこいつだ、こいつで間違いない、こいつがホシだ! 今すぐ令状を手配しろ。
と、刑事である読者が確信した相手、正直勝てんのか?ってぐらいに滅茶苦茶強い人物がしっかりラスボスとして立ちはだかり、アグニ達と多くの方が予想している通り日ノ本の高天原でオフェイシスという世界の命運をかけた決戦をして、かつか負けるか、そもそも決着がつくのかも解りませんが、アグニとグラウスが主人公の物語としては大団円のハッピーエンドで終わる予定です。
物語を全て書き終わって推敲も終わったら、更新ペースを週2に上げて一気に終わらせにいこうかと考えています。
更新ペースが上がったら、もう書き終わったんだな、と考えてもらって結構です。
とりあえず、戦闘が多くて熱量がひと際高い第三部を書き上げて流石に疲れてしまいましたので、更新はしますが私個人は少しリカバリー期間をいただき、じっくりクライマックスの詰めの構想(登場人物の台詞など)練りつつ、7月下旬頃から執筆を再開する予定です。
今後とも焔のシルヴェニアをご愛顧のほど何卒よろしくお願いします。