改めまして、短い間ではございましたが、完結までの間お付き合いいただき誠にありがとうございました。そして何より更新が途絶えてしまったこと、本当にすみませんでした。
以下、どうして打ち切り、更新が途絶えていたかの理由説明という名の言い訳。
まずそもそもの更新が途絶えた理由であり、打ち切りにすると決めた理由ですが、1番の理由は私が根本的に日常系を書くことの才能が皆無だったことが7割~8割ほどの理由です。
一言で言えば、何を書いたら良いのかわからないのです。
日常系なのだから書きたいことを自由に書けば良いと仰る方もいらっしゃるかもしれませんが、その自由度こそが私との相性が悪過ぎるのです。
私の気質や表現力が根本的に停滞が苦手なのでしょう。なのでこれ以上は書けないと判断したため完結としました。
あとそれらしい理由を挙げるのであれば、一種の燃え尽き症候群です。
私の中で、主人公が成樹に到った辺りまででこの作品で書きたいことの凡そ8割は書き終えたのです。それこそブラファー達の死や次の進化、何より魔王の来訪なんかのイベントはいくつも思い付きますが、点Aと点B間に書きたいと思えるような点A'が無ければその部分は大きくカットしなければ書けない、書けないのであれば出来事を箇条書きで書くのと変わらない。
1番の理由に通ずる話ですが、なので書く意欲が著しく低下していました。だから書けなかった。書けなかったから更新が途絶えていました。
後は、そう……ですね……。ゲームとね、他の方々の作品を読むのがね、楽し過ぎるのですよ……。
今回完結に踏み切るキッカケとなったのは、とある方のエルフの一生を描いた作品を読んだのが始まりでした。
人族なんかよりよっぽど永い刻を生きるエルフ。その若者の話。いくつか拙作にも通ずる部分が有りますよね?
その作品なのですが、やはりというのが正しいのか、もはや後半の方は話が数十年や数百年単位で時間が経ち、最後にはいつの間にか死に際というものでした。
最初期からその作品は箇条書き的な有った出来事を報告書のように書き連ねるのが目立つ作品だったのですが、それを読んで私はこう思った訳です。自分よりも才能が有ってこんなに面白い作品を書かれている方でもこんな書き方になるのであれば、自分には日常系は絶対に最後まで書けない、と。況してやエルフと違いこちらはいつ滅ぶのか確定していない樹という生物。終わりが無いとの相性が悪過ぎるのです。
その方のその作品を貶しているわけではなく、むしろ勉強させてもらったつもりです。正直最後の方はその作品の主人公の最後を意識して書きました。そのぐらい私には面白いと思えた作品だったのです。
でぇ……、えぇっとですねぇ……、ゲームの方なのですがぁ……。
反対にゲームは日常系などが好きなのです。具体的に言えば牧◯物語系やマイ◯クラ◯トなどが。今回はスタ◯ュー◯レーをやっていました。プレイ始めが6月中旬とかその辺でした。
最近はもうほぼスタ◯ュー◯レーばかりやっています。仕事が家と外の両方なので、仕事の時とご飯・お風呂・就寝時以外の家に居る時間はそれはもう狂ったように永遠とプレイしています。
とまぁ、全部要約すると『才能も実力も無かった上に終わりが無いものを書き続けるのが苦痛だった』。そんな理由で更新は途絶えていましたし、打ち切りに踏み入った次第です。
ここからは世界観の話や裏話なんかの本格的な後語りを。
まず世界観なのですが、前作『魔王の親友は勇者の親友的立ち位置の俺』にて主人公が親友の魔王に頼まれ、彼の創造した大地に植えた種のその後という設定です。
ですが実は、本当に1番最初の頃は今作の主人公の転生した地がサース達の世界にする気はありませんでした。
お気付きの方も多いかと思いますが、この『本体』の正体は様々な他作品で言うところの『世界樹』がモデルとなっております。
学生の頃にゲームのデバッグのバイトで身に付けたゲーム知識のみの、サブカルチャー知識が殆んどない現代日本社会に疲れた男がドリアードとして転生する。今作はそのようなコンセプトで書き始めました。
このようなコンセプトにした理由はいくつか有りますが、1番はやはり書き始める前の私の精神状態と植物系の物を書きたいという欲求でした。
まぁ、疲れていたのです。そして植物系の作品を読みたいのに読み進めたいと思える作品が無かったのです。無いなら自分で書けば良いじゃない。作品概要にも書きましたが、完全にそういう見きり発車で書き始めました。
そこから何故サース達の世界に絡ませようかと考えたかと申しますと、当時の私の意識の中に『俺だけ◯◯◯◯◯◯◯な件』みたいな、主人公と主人公の居る世界の理のシステムが違う、というような作品名をよく目にしたのです。
システムが違う?ほぅ?そうなった結果、サース達の世界に絡ませることにしました。
でも実際は主人公は別にサース達と同じ枠組みでした。転生特典とも言えるもので、彼のわかりやすい仕組みがRPG系のゲームのステータス画面だったというだけで。主人公自身は転生を果たした時点で仕組みはサースやブラファー達と同じ枠組みでした。
つまりシステムが違ったのは主人公のドリアードではなく本体の樹の方だったんですよね。彼女の枠組みは魔王と同じ枠組みでした。
要するにあの世界産かあの世界外産かというわけです。ドリアードも樹も最期の刻が訪れようとその時までそのことを知らないでしょうが。
スキルについてですが、そもそもドリアードがドリアードとして自意識が芽生えたのは自己保存スキルと自己知覚スキルのせいでした。どちらか片方が無ければそもそも彼は彼として成立していません。ですがこの2つのスキル、持ち主はそもそも本体である彼女のモノです。彼本来のスキルは自己強化スキルだけでした。その自己強化スキルの概要は、己の憑く樹の潜在能力を消費して自身の望むスキルを手に入れるというものでした。スキルと言いましたが、言い換えればつまり、望む力を他者の生命力を奪って手に入れるというのが真相です。主人公君、無自覚に彼女の生命力を奪うだなんて鬼畜ぅ!
彼が無茶をすれば、その代償は彼女が払う。典型的なDVヒモ男のソレですね。まぁ主人公君はその辺後から自制しましたが。
本筋を逸れましたが、彼の本来の力は自己強化のみ。自己知覚も自己保存も彼女の力だった。その彼女が己の自己保存の為に己の自己意識を犠牲にして生き残る術として望んだのが、己共に近い感性を持つ当時の彼女よりも彼女の力を有効活用出来る存在を憑かせること。
彼女のそんな意志と彼女達や魔王達とも違う枠組みの神が、そんな彼女の意志をたまたま拾っていた為に植物に成ることを望む彼を転生させて憑かせた。
これが今作の主人公の転生の裏話です。
書いた量が少ないので当然ですが、話せる部分はこんなところでしょうか。
もし他に何か今作のことで気になる、知りたい、聞きたい、などの質問や感想が有りましたらこの近況ノートの方にコメントをよろしくお願いいたします。都度この近況ノートを編集・更新することでお返事していこうかと思います。
それではまた別の作品で。
by荒木空