今回の新作はヘイ様主催の「二回目のダンジョンミステリー企画」に合わせて書きました。
そのテンプレが素晴らしいのです。
以下そのまま転載します。
【VRMMO】
ダンジョン探索ファンタジーゲーム。
舞台は様々な種族が共存する異世界、ホールランド。
この世界にはダンジョンが数多く存在する。
ホールランド中央に聳える世界樹迷宮を祖として、根や幹に大小さまざまなダンジョンが発生している。
小さなダンジョンでも富と力を人々に齎した。それではこれらの祖である世界樹迷宮は一体どれ程のモノを我々に授けてくれるのか。
プレイヤーも一攫千金を夢見てダンジョン攻略を行うのであった。
【マッドハウス】
ダンジョン内で起こる閉鎖現象。
この現象が起こるには条件がある。
①そこがダンジョン内部である事。
②プレイヤーがプレイヤーにより殺害された場合。
③周囲一五〇メートル以内に生存プレイヤーが三人以上居ること。
これら三つの条件が揃うことで制限時間付きでダンジョン内部にマッドハウスが発生する。
③の条件を満たすプレイヤーを閉じ込める。
マッドハウスの解除方法は三つ。
①制限時間が経過すること。
②生存プレイヤーがプレイヤーキラーを残して全滅する事。
③プレイヤーキラーが特定される事。
①、②が達成された場合、プレイヤーキラーを除くプレイヤーは所持アイテムからランダムで四割、所持金の五割をプレイヤーキラーに差し出すこととなる。
③が達成された場合、プレイヤーキラーを除くプレイヤーにプレイヤーキラーの所持アイテム、所持金、装備を全て分配する。
プレイヤーキラーは所持品、所持金、装備を全て失った状態でゲームを再開することとなる。
またプレイヤーキラーを除いたプレイヤー達には制限時間より余った時間分のボーナスが発生する。
〈ボーナス〉
残り制限時間(分)×10,000のコインと経験値を手に入れられる。
※被害者プレイヤーの死体はマッドハウスが解除されるまで残り続ける。
【プレイヤー】
プレイヤーには種族と職業がある。それぞれの特徴を記載する。
〈種族〉
①人間プレイヤー
手先が器用。全ての道具が使用可能。
②獣人プレイヤー
ニオイに敏感。身体能力に優れる。
③魔族プレイヤー
感情の機微に敏感。魔法戦に優れる。
〈役職〉
①戦士プレイヤー
武器の知識が得られる。死体の傷からどのような武器で殺傷されたのかを識別可能。
②盗賊プレイヤー
アイテムを一つ他プレイヤーから隠せるようになる。またその隠し場所を見つけることが出来る。
③魔法使いプレイヤー
魔法を使用した痕跡を調べられる。魔法に関わる道具(ポーションなど)の使用も確認可能。
※識別可能であると言う事は、改竄もある程度までは可能であると言う事とする。
すごいですよね。
これならミステリーが書く難易度がぐんと下がります。
本作はこのテンプレを見付けた時の感動のままに書きました。
中編ぐらいの長さで完結予定です。