@anseckt

「事件が起きたの」 この一言で見事に巻き込まれてしまった。 出会うのは幽霊と、市松人形、京人形、フランス人形、蝋人形……。 二人はやがて奇妙な『遊び』に出くわす。

中学三年生の二人はある日、受験する高校を決めるためにオープンキャンパスへ。けれどその高校で、やる気のない先輩から謎の同好会の話とそれに関わる事件の話を聞き……

ある日野球少年は首を見つけた。≪生首≫を、である。 同時期、神楽龍巳と二葉更紗は霊道を見つける。 初登場の友人、友達、幽霊。 神楽は更に非日常へ踏み込んでいく。

一人ぼっちの二葉更紗。彼女を見ていた神楽龍巳は、実はもう一人を見ていた。 それは白いモヤに視え、名は「如月」。 やがて「俺」は日常と非日常を行き来することに。

気になった彼女は、クラスの誰とも違った。 だから友達は誰もいないんだとおもってた。 けれどそれは違ってた。 彼女の友達は――幽霊だった。