自分の考えていたことは大きく3つです。
・ひとまず早く完結させてあげたい
・コメディを多めにして読者にストレスを与えたくない
・でもシリアスからの感動も表現したい
自分は書いた初日から、エタラせたら読者に申し訳ないなと思ってなるべく完結の可能性を上げるために間を詰めて40話、50話くらいで完結させようと思っていたんです。
また、読者にストレスを与えて離れて欲しくなかったので、
最初の段階はシリアスとか重すぎる展開ではなく特にコメディチックに行こうと思ってました。
主人公たちは変だなぁ、でもなんか愛着がわいちゃうな、思わず笑ってしまうなといった微笑ましい感覚、みんなが笑って楽しそうにして時間が過ぎていく幸せで感覚を基本のベースに据えて、
でもしっかりとシリアスはやりつつ、
音楽を主軸に(ファンタジー要素は引きこもりがちな主人公を動かして人との繋がりを作っていくあくまで舞台装置として)笑いあり涙ありという王道のストーリーを作りたかった。
50話くらいで完結させて、中途半端ではなく、ちゃんと一つだけでもいいから、小さくてもいいから結末を作ってあげたかった。
そこから連載を続けるかどうかは後から考えるというスタイルで。音楽活動のこともありましたから。
でも同時に、早めになぜファンタジー化したのかという物語の根本に関わる部分や強敵の存在を出して、主人公にレベルアップやファンタジーの理屈を体で理解させてあげたかったんですよね。
主人公は引きこもりがちなので、最初に外に出るための舞台装置がないといけなかったという理由もあります
(ヘルプがレベルアップすると歌上手くなるよ!みたいな事を言っていたら外に出る理由になってオークエンペラーとの勝負は脚本的に当分必要なくなっていたので、そっちのほうが明るいコメディが続いて良かったかもしれません。でもやりすぎると感情移入出来ない深みのないネタキャラになってしまう危険があった)
最初にトラブルを引き起こして主人公を物語に巻き込み早く話を進めたかったし、
早めにファンタジー化の原因などを説明したのも、黒幕を倒すみたいな方向性じゃなくてあくまで楽しくコメディしたり、音楽や感動のストーリーに早く行こうとしたからだし、
基本的に冒頭で話した「早く完結させたい」「明るくコメディしたい、シリアスにしても音楽路線中心でいきたい(ファンタジーはあくまで主人公を巻き込む燃料)」がこういう話の作り方に出てると思いますね。
ただ__オークエンペラー強すぎますね!
主人公を外に引っ張り出すトラブル役くらいにしか考えてなかったし、
1話で終わると思ってたのに全然終わらなくてシリアスが続いてしまっているのが不安です。
結末はもう決まっているんですが、そこまであと数話で間を詰めつつ、しかしアツく感情移入も出来るように出来るかが肝ですね。
紹介文がコメディチックで面白そうでクリックしてくれた人もいたのに、最初の大きなトラブルがシリアスでそれが続いてしまっているし、読者が離れてしまうんじゃないかなと。
一番最初の夢の内容も主人公の過去回想として必要な部分ではありますが、
あまり暗くならないようにしても、でもやっぱり少し暗くて、そこで読者が「うわ」となって読むのをやめているのかなぁと思ったりしています。
別に消しても良い所ではあるのでそこはまたおいおい考えますね。
ダラダラ長い文章を書いた後だから、80話目だから、200話目だから主人公に感情移入できるというわけでもない。
僕が読んできた作品の中で涙が出るほど共感できる主人公なんてほぼいなかったわけだし、そもそも人を感動させるというのは本当に難しい。
大事なのはバランス、調和。
ギャグだけだと行動原理が共感できなかったりしてシリアスにしても感動出来なくなるし、
シリアスだけだと重たくなりすぎる。
肉ばっか食べると胃もたれする、野菜だけでも満足感がないかもしれない。
肉を野菜に巻いて食べたら旨味もあり瑞々しいって感じで。
まあいろいろ散文的に書きましたが、
駆け足で進んだ事、流れでボスが出た事は全てが悪い事ではないと思っています。
ボスと戦う中で主人公は成長し、行動原理が明確になり、「主人公はどんな人物なのか」というのがハッキリするので、そこは良かったはず。
強敵を打ち倒すこと(外的な演出としては強敵、しかし内的な本質としては自分の心の弱さが本当の敵でありそれを打ち倒すこと)は、
主人公が一気に成長し、
行動原理・キャラ付けが明確になり、読者は共感・理解しやすくなり
これから進む道が明確になっているので
脚本的な意味合いはしっかりありましたね。(まだ倒してないけど)
引きこもりという性質を持ちつつも、
勇気や希望といった外側に向かう性格がキャラ付けできたので
非常にバランスの良い性格になったんじゃないかなと思います。
犬稲荷は僕が音楽活動で使っているキャラそのもので、自分自身なんですよね。
思うがままに書いていたら思っている以上にコミカルに表現出来るし、
しかもシリアスなバトルは激アツで王道の主人公っぽくなるし、
非常にバランスが良いキャラになった。
勇気・希望・人のために行動するといった行動原理も
自分の無意識から出てきたものだと思うんですが、
不思議と納得感はありましたね(これだけが僕の本質ではなく、きっとおいおい書いてくるうちに出てくるものがあると思いますので楽しみにしてくれると嬉しいです)