『終点の遺失物取扱所』は、終着駅の遺失物取扱所を舞台にした、全32話の現代ファンタジーです。
宵ヶ浜駅に届くのは、死者の忘れ物だけ。四十九日以内に故人と縁のあった人へ返せなければ、忘れ物とともに、その人の記憶も消えてしまいます。
主人公は、二十四歳の元駅員・汐見凪。困っている人を見ると放っておけない彼女が、銀髪の老紳士・久世のもとで、忘れ物を返す仕事を手伝うことになります。
片方だけの手袋、古い懐中時計、子供のランドセル。持ち主の足跡をたどっても、受取人が喜んでくれるとは限りません。故人への怒りが残っている人も、思い出すことをためらう人もいます。そうした人々とのやり取りを、一件ずつ描いています。
本作では、本文の作成・改稿に生成AI(ChatGPT-6.1Sol高, 6.0Astra極高)を使用しています。私が構成や人物設定、改稿方針を定め、他のAIによる講評も参考にしながら、検討と改稿を重ねました。特に、人物の感情が説明だけで終わらないことと、物語の仕組みが読者に伝わることを大事にしています。
凪が出会う人々と、その手元に残された忘れ物の物語を、楽しんでいただければ嬉しいです。