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自作の読み解き

AIを使用するようになって、ちょくちょくやらせているのが、「自作の読み解き」でした。AIに理解できない程度のものなら、人間にも無理だろうという心配もあり、ちゃんと作品の体裁を成しているかどうかの確認のために使っております。割と褒めてくれるので、これはイカンな……と感じることもしばしばw
だって、これで満足してたら人に読んでもらう必要なくなっちゃうもんね💦

というわけで、最近では専ら新作の舞台設定の考察をやらせております。明らかに設定としておかしい部分は創作といえども修正の必要があるでしょうから。その点では非常に優秀で重宝しております。

さて、『利器と思想で読み解く、拙作』シリーズ
今回は、短編を読ませてみようと思います。うちで使ってるAIはGrokなのですが(課金無しでほぼフルスペックの性能が使える)、どうも、長文を読み込むメモリの制約があるらしく、55万文字に及ぶ長編を読ませると、途中から明らかに前半部分を忘れているな、というチグハグ感が出てきます。物語の冒頭で出てきた伏線を50万文字目で満を持して回収!! とやっているのに、全然気づいてくれなかったり明らかに間違った(ひどいときには主人公の名前や作品名までおかしくなるw)回答を返すこともあります。まあ、使う方で気づいている分には害もありませんし、そう言うものだと思って使っております。

今回は短編を読ませて、「要素の重要度を独断で引き上げることができるか?」という実験も含めてのことでした。
物語を読み解くにあたって、「これは伏線だな」あるいは、「あ、もしかしてこの伏線ってあの時のアレか!?」というように、様々な要素の中からなんでもない一部分を取り出し、その部分の重要度を他よりもぐっと引き上げる、というプロセスは人間独自の思考であり、まだAIには難しいように感じます。伏線の判別だけであれば情報の突き合わせでいくらでも対処できますが、物語に通底する「実は重要な要素だった」という取り上げ方は、現状ではまだ難しいような気がします。
今回は、少しサポートをしながら生徒Grok君を導いていく授業として、拙作の読み解きを行っております。

https://kakuyomu.jp/works/16818622175396878626/episodes/16818792435856098054

さて、人間である皆様は、この作品に秘められた要素に気づくことができるでしょうか?

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