櫻井彰斗(菱沼あゆ・あゆみん)

行き先々で苦手な課長、鴻上彰宏(こうがみ　あきひろ)と遭遇する南一彩(みなみ　ひいろ)。 「もう諦めよう。 　これは運命だ――」 いや、なんの運命なんですかっ!?

　ニンギョウの杜の事件から六年後、ふたたび神護山で起こった神隠し――。 　あのウサギの正体が明らかに。

この人の褒め方、独特だな……。 「寝不足でお見合いしたら、結婚が決まりました」その後のお話です。

　寝不足で判断能力のない状態で見合いに行った綾都と慶紀。 　仕事一筋の二人がハッキリ断らず、放置している間に、結婚話は勝手に進んでいって――。 　恋に不器用な二人の、寝不足が…

「同窓会っていうか、クラス会なのに、知らない人が隣にいる……」 　クラス会に参加しためぐるは、隣に座ったイケメンにまったく覚えがなく、動揺していた。 　だが、みんなは彼と楽しそ…

実話怪談「おじいちゃん」「赤い靴」「幽霊アパート」「狐の話」「ＡＭ２：００の肖像画 」「先生とわたし」等々。 実際にあった話ばかりなので、あまり怖くないですが。

　遥か昔に失われた扉を捜せと伊勢に追いやられた少女たち。 　新幹線の中で行き倒れていた陰陽師を拾うが――。

女子高生のエミリはある日、古代文明のような異世界に転移する。 異世界にしても、タイムスリップにしても。 なんかチートな能力や知識が発動して、いい感じに暮らせるはずでは……？ と…

華族の三条家の跡取り息子、三条行正と見合い結婚することになった咲子。 だが、軍人の行正は、整いすぎた美形な上に、あまりしゃべらない。 蝋人形みたいだ……と見合いの席で怯える咲…

　新人研修中の明日香(あすか)は研究棟で出会った、全く動かない美しい男、葉月秀人(はづき　ひでと)をポスターと間違える。 　思い込みの激しい自称元カレ、大地(だいち)に迫られた…

「結婚ってどうやってするんだったかな――？」 　いよいよ結婚に向かって動き出した向井と杏。 　だが、結婚後、律と三人で暮らすのかという問題もあり、前途多難な今日この頃。 …

　初恋の人、蜂谷と付き合い始めて二週間。 　生活は、今までとなんら変わりないし、課長は課長で相変わらずだ。 　 だが、そんな杏も、ついに蜂谷と初デートをすることに――。

　ゆりかごから墓場までならぬ、宗教団体から諜報組織まで。 　全国に散らばる『扉』を神と崇める一族の跡取り、『少女』には、いつも聞こえてくる声があった。 　一族の長である祖父か…

　芸能人と会話できるというチャットアプリをはじめたはずの女子高生、乃ノ子。 　だが、何故か、俺様なイチという探偵から、 「新しい都市伝説を探せ」 というメッセージが届く。 「…

「蜂谷！ 　私、王子様を見つけたわっ。 　通勤電車に王子様が居たのっ」 「……目を覚ませ、杏。 　日本に王子など居ない」 　通勤電車で笑顔の素敵な高校生、律に出…

辻占　―ニンギョウの杜Ⅱ―　の事件から、約一年後の夏――。

あの事件はまだ解決していなかった？ コックリさんの事件から三ヶ月後、辻に現れた惨殺死体。 果たして模倣犯の仕業なのか？ 今度は辻占で犯人を占うが――。 ホラー＆ミステリー （一巻…

「課長、うちにひなまつりに来られませんか？」 　瞳がそう言うと、風間は聞き違いかな？　という顔をした。 　二人きりの小会議室。 　発送する資料の読み合わせをしていたときのこ…

　とある事情により、どうしてもその日までに結婚しようと、心に決めた瑠可(るか)。 　相手も居ないのに、とりあえず、式場の予約に一人で行ってみた。 　担当になったのは、学生時代の…

「キャスリーン！ 　貴様の所業はすでに、みなの知るところとなっているっ。 　おとなしく私との婚約を破棄し、牢にて沙汰を待てっ」 　婚約者であった第一王子、ルイスにそう言われ、…

　森を歩いていたルークは、そこに神秘的な泉があるのを発見した。 　ふと思いついて、手にしていた物のひとつをその泉に捨ててみる。 　すると泉の底から美しい女神が湧き上がってきて…

会社をクビになった由利香は、占い師の姉から、自分の代わりに占いの館に出勤してくれと頼まれるが。 そこに同期のイケメンエリート澤口がやってきて――。

　我が身を犠牲にして、聖女、アレクサンドラは強大なる悪を倒した。 「さよなら、みんな。 　幸せに――。 　魔王が二度と蘇らぬように、私の身体と魂で押さえ込むから」

高校のお昼休み、大嫌いな牛乳を何故か、２パックも買ってきた真美子――。

　明治の半ば。 　雪深い山奥に唐突に存在している豪奢なホテルでは、暖かい暖炉の前で客たちが談笑していた――。 「大変ですっ。 　雪で吊り橋が落ちましてっ。 　我々は、このホテ…

もうすぐ大学受験なのに、英語だけ、いまいち成績が振るわない紗倉(さくら)。 幼なじみのイケメン、椎名が放課後勉強を見てくれるというのだが――。

　映画ロケ中の廃墟寸前のホテルで、女子高生の晶生(あきお)は男前の詐欺師の霊と出会った。 　遠藤と名乗るその霊は、晶生に、今から此処で人が死ぬ、と告げる。 　予言通り、二階で…

「雨宮……。 　俺は静かに本を読みたいんだっ。 　此処は職場かっ？ 　なんで、来るたび、お前の推理を聞かされるっ？」

　目が覚めたら、隣りにイケメンが、とか、よく聞くけど。 　途中で酔いが覚めた場合、どうしたらいいんだろう？ 　しかも、相手が誰だかよくわからない。 　目が覚めたら、その人は…

　騙し合って、見栄を張り合って、 　気がついたら、結婚することになっていました……。

　オフィスで一番苦手な人と 　　結婚することになりました……。

「お前はふわふわして、いかにも幸せになりそうな奴だ。 　モテて人生過ごして、いい旦那と結婚して、幸せになる気だろう。 　俺とラブラブだと見せかけて。 　誰も言い寄ってこないよ…

服部怜(れん)は或る日、事件現場でやる気のない女刑事と出会う。 彼女には、人と違うものが見えているようで――。

　旧校舎。 　ダムに沈む予定だった廃村。 　幽霊階段。 　ようやく閉じられた空間を抜け、真実を求め、彷徨う明路たち。 　だが、封じられた記憶と、強く甦る前世の記憶に蝕まれ―…

高校二年生の佐々木明路(あける)。 彼女は登校途中にある階段がいつも気になっていた。 雨の日に通ると、そこに血痕が浮かび上がって見えるのだ。 祖父の形見の腕時計をつけ…

遠縁に当たるバージニア姫とともに大国に花嫁として送られたアイリーン。 現王家の姫ではないので、扱いが悪く。 およそ、王様が尋ねてきそうにない崖の上の城に住むように言われるが。…

中学に入学した千歳。 いつも蔑むように人を見るイケメン生徒会長に目をつけられて――。 ※ネタバレ注意 <キャラクター設定> 千歳 　中一。 　言動がちょっと人とずれている。 　…

　あの小学校のときの事件から十数年、美弥たちは『近衛探偵事務所』を設立したが、なかなか軌道には乗らなかった。 　来る依頼は、インチキ霊能者と化した瀬崎浩太からの事前調査ばかり。…

うっかり異世界転移してしまった栗栖しのは、異世界でレストランを開店するが。 特に料理は上手くもなく、下手でもないと言った程度。 なにか特徴を出さねば、ととりあえず、料理名を長…

　晴れた日でも、その屋敷の周囲だけがじっとりと湿って見える、通称、雨屋敷。 　そこは生きている人間と死んでいる人間の境界が曖昧な場所だった。 　遺産を巡り、雨屋敷で起きた殺人…

学園祭のあと、残ったメンバーで肝試しをはじめた。 幼なじみのイケメン、柊と回ることになった澪だが。 赤く染まった校舎にサイレンが鳴り響き――。

　あやかし　枕返しが出る宿に止まることになった壱花たち。 　果たして、無事に朝を迎えられるのか――？ 「あ、でも、私、そもそも、枕使わないんで……」

「三者面談か。 　ある意味、結婚を申し込むのに最適な場所だな」 　……いや、そういう場ではないと思いますが、先生。

　倫太郎に同行し、京都に出張することになった壱花たち。 「私、京都って苦手なんですよね～。 　人が多いし」 と言う壱花の手には、しっかり京都の有名あぶらとり紙が握られていてた。…

　仕事でミスした萌子は落ち込み、カンテラを手に祖母の家の裏山をうろついていた。 　ついてないときには、更についてないことが起こるもので、何故かあった落とし穴に落下。 　意外と…

いつものように、あやかし駄菓子屋にたむろしていた壱花たちだったが。 倫太郎の友人にしてライバル、班目人也《まだらめ　ひとなり》に、朝、倫太郎とふたりでマンションから出勤するとこ…

　いつものようにあやかし駄菓子屋を訪ね、気持ちよく壱花を蔑んで帰った冨樫だったが。 　次の日、職場でおのれのミスが発覚する。 「おのれ、風花っ。 　死んでもお前を頼り…

　今日もまったりとした時間が流れているあやかし駄菓子屋。 倫太郎が岡山に出張することになり、どうせ朝になれば飛んでくるのだからと、壱花も帯同することになる。 「……まだた…

　あやかし駄菓子屋で店長代理として働くことになった壱花。 　あやかしたちにからかわれながら、まったり過ごす毎日だが。 　ひとつだけ慣れないことが。 　駄菓子屋で働いた…

蔵にあった花嫁のれんをくぐり、異世界にたどり着いた藤堂アキ。 婚姻が決まり、逃げ出そうとしていた老婆の魔女にお前代わりに嫁に行けと言われてしまう。 「あの花嫁のれんをくぐって来…