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超短編集(61~)


61 生存
 命とは、最も美しく、そして最も醜い呪いである。その身に受けた瞬間から、火花を散らして消えることを強制される。

62 一つ覚え
 そうだね。

63 周回
 時計が好きなんだ。同じ場所を回り続けるだけ。無意味なようで無意味ではない。その、ある意味理不尽とも言える状況が。

64 朝日
 いわゆる『バカボン覚え』というもの。実際これと勘違いしてるやつはいないだろうね。いてほしくないんだが。

65 親
 きっと『それ』は優しい親であったことだろう。きっと、最後の瞬間まで。

66 『幸せ』
 君は、『幸せ』であることを拒むことはできるかい?その先が悪鬼羅刹の蔓延る道だと知っていながら?私は、そう強くあれる自信がないよ。

67 目を覚ます
 こういうエンディングの作品好き。こういう始まりで過去の記憶を追う作品も好き。誰か私のために書いてはくれないか?……くれはしないか。

68 時間
 こんな馬鹿な発想だがドッキリとしてはかなりありなんじゃあないか?ツイッターとかに事の顛末を晒そうが嘘松判定されて終わりになりそうだからやはりこれを考えた私は天才以外ありえないのだよわかるかねワトソン君

69 勇気
 『勇気』と『蛮勇』、そして『無謀』。それらがすべて違うものだということを私達は本当に理解できているのだろうか。そういう事を考えてしまう。

70 自己犠牲 II
 第10回の自己犠牲から更に着想を得た作品。きっとこの作品はこの先の君に何も影響を及ぼすことなく消えていくことだろう。それでいいんだ。それこそが健全、あるべき姿なんだよ。

71 幽閉
 はむすたーだいすきすきすきちゅっちゅ。……何だこいつ気持ち悪いな。

72 能無し
 きっと皆が己が『好き』なもののために生きて、そして死んでいく世界。それがこの世とはかけ離れた、知性ある生物の理想の社会だ。

73 猟
 我々は追われる側ではない。本心からそう言い切れるのはきっと人間が平和な証拠だ。

74 『嘘吐き』
 君は、『嘘吐き』なのかい?私は、そうありたい。

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