拙作の神に誘われてが、501話で目出度く新章突入いたしました。
そこで、何か記念に書こうかなぁ~とか思ったのですが。
ふと、頂いた感想の中から、
「あ、そう言えばコレの裏設定とかばらしても良い時期じゃね?」
と思い、この程、とあるキャラの裏設定についてばらして見たいと思います。
そのキャラクターとは……
ズバリ「テオドラ」です。
本作のメインヒロイン(笑)にして妖怪ババァの名前を欲しいままにしているこの老婆。実はですな……
当初の設定では。
「老婆では無く老爺」
だったんです!
いや、老爺という言葉があるかは知りませんが(笑)
それは兎も角、当初のキャラクター設定では、テオドラの立ち位置のキャラクターは女性では無く男性、爺キャラだったのです。
性格ももっとひねくれた、典型的なジジィキャラだったのです。
それが、何故現在の形になったかと言えば!
コレには深い……かどうかは知りませんが、ある理由があります。それは……
「当時読んでいたカクヨム並びになろう作品で、出て来る老人キャラで主人公を導く立ち位置はどの作品読んでもジジィばかり」
だったせいです!(ダダン!)
当然当時のワシは「なにこのジジイ、格好いいじゃん最高かよ!」と、それらの作品を喜々として読んでいまして、是非自分の作品にも出したくなり、ゴリゴリと設定を練り上げ、キャラクターを作り込み、いざ自分の作品に出そうと虎視眈々とタイミングを狙っていたのです。
が。
キャラクターが完成して、もう出すだけになった段階で、ある一つの事に気が付きます。
「あれ?これ、このまま出しても他作品のジジイの方が格好いいし、似たジジイ多いから、今からコレだしたらただのパクリになって埋もれんじゃね?」
と言う事に!
と、言う訳で急遽、それはマズい、何とか変えなきゃ!でも若いお兄さん師匠は既に名作があるし、お姉さんも今更だ!と頭を悩まし……
「あ、モデルになった作品に、丁度対応しているのが居るじゃん!よし、アレを年齢爆上げして出してしまおう!」
と、そうして考えられたのがドーラばぁちゃん事、テオドラです。はい、クリンのモデルが慶士郎君である様に、テオドラのモデルは慶士郎君の母、真彩です。アレをベースに、血のつながりを無くして無関係な老人として再設計しました。
旦那が年上で既に無くなっているのもこの関係です(笑)
と、ここまではテオドラの裏設定なのですが……
では、本来登場させるだけまでに作り上げた、ジジイキャラはどうなったか。
勿論ちゃんと本編に登場しています。
みんな大好き(?)頭足りないノーランド、その父親であるオーランドです。
そうなんです、実はテオドラが出ていなければ、私塾ルートが本編になっており、オーランドがテオドラの立ち位置でクリン君を導いていたのですね(笑)
そしてノーランドはクリン君にもっと実力で引きずり降ろされている立ち位置になっていました(笑)
正直、そのルートも面白そうではあるのですが、今となってはテオドラルートで良かったと思っています。
性格とやっている事はほぼテオドラもオーランドも同じなのですが、今ほどに読まれている気が全くしません(笑)
なので、ドーラばぁちゃんはコレはコレで正解だったと思っている所です。
以上、テオドラ誕生秘話、というか裏話でした(*‘∀‘)b