心臓の王国を読みました。
すごい感動しました。
豊かな心理描写、
鋭い洞察による分析を感じる文、
それによって登場人物のふるまいに、
瞬間的にも、全体を通しても、
これ以上ないというほどのリアリティが出ていました。
高度な場面がいくつもあり、
著者の心血が注がれた場面、
それは全ての箇所ではないかと思いました。
やっぱり、心を大切にした勇気をくれる物語。
深い海のような愛。それが示されていました。
作品の展開が自分の間違いを解きほぐしてくれる感じでした。
これは、いわゆる反社会性パーソナリティ障害でも、
与えられるはずのないものを与えられ、
どこかが人間に戻れる作品なのでは。
日常、思い、本音の話、どんでん返し。
いつまでも気になるような作品。
自分は読んでいて、
登場人物(主に神威)は自分に似ている、
と心の中で結構つぶやきました。
その感想を一言でまとめると、
『せいしゅん』はあった。
愛や勇気は火みたいに、あげても増える。