カーキの柿

猫を放し飼いにせよ、という京都町奉行からの沙汰で、我輩は狂喜した。一方ネズミは大迷惑。ネズミの親分は上京に住む坊さんに何やら陳情に行ったが。 江戸時代前期に成立した御伽草子（お…

戦国の世に生きる男女だって恋はする。 しかし、その恋はハッピーエンドでは終われない。 東三河の片隅に佇む小土豪の牧野家。その家中には世に聞こえた若侍二人と、後々まで語り継がれ…

「そのうちにあのおじさんが馬に乗った侍を連れてくるんだよ。お代官さま、あいつらでごぜーますだ、ってね」 「いやいや、まさかそんなこと……」 久太郎と隼人は小学5年生。 二人は…

愚作「てるの鏡」の参考文献、「鎌倉北条九代記」の「和田合戦」部分です。 句読点を打ち、ルビを振って、改行を入れただけで、現代語訳はしていません。

福島県鏡石町には、800年前から伝わる伝説があります。 1213年に起きた陰謀と権力闘争に巻き込まれた若き御家人とその妻にまつわる物語です。 歴史に埋もれた悲話。それを「吾妻…

戦国時代、佐賀の弱小領主から大大名へ飛躍し、九州三強の一角を担った龍造寺氏。 ここでは飛躍期の当主、隆信と、その前半生の最大のライバル、神代勝利との間で起きた抗争について描きます…

子猫が寝込んでいる母猫のためにエサを捕りに行く物語。

ネコです。ファンタジーです。アドベンチャーです。お笑いです。ふざけてます。……お許しください。

アパートに一人暮らしのソノミは、カゼをこじらせて倒れてしまう。 意識が薄れ、もうダメかと思った彼女を助けたのは……。

子供が楽しんで読む童話って、むずかしいですね。 このお話は、純粋に子供向けの童話ではないような気がします。 どちらかというと大人向け。大人の心を癒す童話になればいいなと思って書き…

　気がついたら俺は猫だった。猫の俺に名前なんてない。物心ついての野良暮らしだったけど、ある日突然前世に記憶が蘇ったんだ。何だこれ。 　俺は猫になる前は人間だった。どうやら俺は猫に…

飼い猫チロちゃんの奮闘記！

空き地や駐車場で、たまに猫たちが集まって何をするでなくダラダラしているのを見た事はありませんか？ 実は彼らはそこで日に日に重大な会議をしているのです。 彼らはそこで一体何を話し…

《青の魔女シリーズ２》 最近元気のなかった飼い主が、昨夜は帰って来なかった。心配になった猫のミケットは、飼い主を探しに出掛けます。 私の考えたネタで作品作ってくださーい 主催者…

数々の悪行により地獄へ落ちるはずだった猫の中村ニャン吉。 エンマの裁きの時に地獄の番犬ケルベロスが死んだことから空席となった地獄の番犬の座をめぐる争い、『番犬レース』を受ける…

それでも心は殺せない。たとえ、猫のままではいられなくなるとしても。

おかあさんはボクをすててどこかにいった でもボクはだいすきなおかあさんに会いたい だからボクはかみさまに頼むんだ 「かみさま、もういちどだけ、おねがいします」と そしてボクは…

　あるところに一匹の三毛ねこの男の子がいました。 　名前をみけといいました。 　みけは、三毛模様のとても美しい三毛ねこでした。 　男の子の三毛ねこは、とても珍しかったので、みけ…

話す猫と、男の転生についてのお話。 魂が輪廻転生を繰り返しているのだとしたら、こんな世界もあってもいいんじゃないかな。 自分の行動は自分しか清算することが出来ない。

　剣と魔法はあるが、猫がいない世界。 　一人の少女が【猫】という天職に覚醒した。 　猫召喚スキルで、謎に満ちた生きもの「猫」を呼びだす少女。 　現れた猫たちは、それぞれが特別なス…

　黒猫のぼくは、密かにマーヤという白猫に恋をしている。彼女はじつはロシアンブルーのホワイトという、珍しい血筋の猫なのだ。そして彼女はお嬢さまでもある。 　混血のぼくは、彼女とは釣…

白黒バイカラー猫が家を出てママを探す短編。 猫の視点で進みます。 ※　小説家になろうにも投稿しています。

和歌を詠む黒猫は、商店街の街猫。 そんな黒猫のちょっとした冒険譚です。