【一色さくら いっしきさくら】
34歳。169cm。
りんの母。
一色家の一人娘。松秀の元婚約者。
神に愛されたと娘と人々が畏怖するほどの泉のように湧き出る天威力を持つ。
2歳の頃から、呪いの器として呪いを一身に引き受けてきた。
元の性格は穏やかだったが、呪いを受け続けた結果、倫理観が欠如し粗暴な性格に変化した。
トバリに一目惚れして、ついて行った。
【トバリ とばり】
推定35歳。179cm。
りんの父。さくらの夫。
天威が全く使えないが、天威が効かない特殊体質。
松秀と渡り合えるくらいには、戦闘能力がずば抜けて高い。
彼がある一族の末裔で、ある証の特殊な入れ墨が右手の甲に入っている。
幼い頃から宵街で一人で浮浪生活をしていた。
実年齢もわからないし、本当の名前もわからない。
読み書きもできない。
名前は匡一郎につけてもらった。
匡一郎に拾われてから、彼に全てを捧げると誓った。
彼の言葉は何でも聞く。
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【国津匡一郎 くにつきょういちろう】
40歳。186cm。
8歳の頃に母親と妹を家督争いで殺され、復讐する機会を伺っていた。
貧民街の宵街に、恵育舎《けいいくしゃ》という孤児院を設立した善行な人物。
本当の顔は、秘密結社蛇衆の統率者である。
宵街に捨てられた子供を拾い、匡一郎の為に生きることを選択した者にのみ彼は救いの手を差し伸べる。
トバリとは匡一郎が16歳の頃に出会った。
親もなく、名もない彼を拾って名付けて育てた。
匡一郎とトバリは言葉以上の繋がりがある。
【真殿勉 まどのつとむ】
61歳。180cm。
匡一郎を「坊っちゃま。」と呼ぶ。
幼い頃から匡一郎に仕える教育係兼お世話係。
楠木家の長男だが、楠木家は女系家系で男児は奉公に出される決まりとなっている。
匡一郎の母親である今日子に拾われ、それ以来、匡一郎に仕えている。
匡一郎にとっては親のように大切な存在。
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【天城志門 あまぎしもん】
天城家の当主。51歳。178cm。
冷徹で残忍。自分の子供ですら駒としか見ていない。
相手の天威を跳ね返す、天威倒置が得意で自分は動かない戦闘を好む。
しかし彼が本気になれば、爆発的な威力の天威力を発動できる。
【天城亜芽梨 あまぎあめり】
天城家長女。19歳。169cm。
表情が変わらぬ動く人形。俐人の姉。
天威錯愛《てんいさくあい》という天威を使う。
対象の感情や記憶を入れ替えるものだ。
誰かに向けた愛情を、別の人物に差し替えたり、嫌悪や憎悪を他者への感情としてすり替えることも可能。
その際に感情の増強も行える。
より激しく愛を向けさせたり、より激しく嫌悪させたり調整は容易い。
俐人に暴言を吐かれても動じない。
心が死んでいる。
【天城俐人 あまぎりひと】
天城家末っ子長男。16歳。166cm。
天城家次期当主と噂られるお坊ちゃん。
愛に飢えた獣。誰にでも暴言を吐くし、手が出る。
天威心裏眼《しんりがん》という目を生まれながらに宿し、人の心の中が読める。
性格が悪いので、学舎に友達はいない。
常に学年首位。
戦闘術は覚える気がないし、汗をかくのが好きではないので運動が大嫌い。
天威拘束も得意とし、拘束した相手は俐人が許可しない限り力を発動することができない。
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【久世七緒 くぜななお】
久世家の若き当主。18歳。178cm。
高齢の父親に変わりに書生をしながら当主となった。
八人兄弟だったが、上の兄たちは鵺に認められず食われた。
色んな意味で妖が好きで、里襲撃の際から茉莉が気になっている。
七緒と鵺は、人間と妖の契約を結んでいる。
鵺の力を借りるかわりに、対価を支払う。そういう契約だ。
その証こそが左腕の腕輪。
普段は腕輪の中で鵺は息を潜めている。
鵺が死ぬ時、七緒も死ぬ。
七緒が死ぬ分には鵺に影響はない。新しい契約者を探すだけ。
【久世八重 くぜやえ】
七緒の年子の妹。18歳。156cm。
七緒が鵺に契約者として認められる為の条件を喜んで手伝った。
兄のためならその身を捧げることすら厭わない。
彼女の瞳には兄しか映らない。
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【磐座隆盛 いわくらたかもり】
磐座家の当主。72歳。165cm。
長いものに巻かれるタイプ。
彼の歩んできた人生は耐えることが多かった。
五神家の力関係により磐座家は積極的に呪いを祓ってきた。祓っても祓っても生まれる呪いという理不尽。
磐座家の次期当主として希望の星であった長男の高成は数年前まで呪いに冒されて床に伏し、次男の隆二は兄の呪いを目の当たりしてから呪いを恐れ引きこもるようになった。
呪いの器だったさくらが失踪してから、いつもいつも自分たちが貧乏くじを引かされていると思っている。
さくら一人に呪いを背負わせれば良いという考えを持ち、天城志門に従う。
【磐座高成 いわくらたかなり】
磐座家の次期当主。35歳。180cm。
紳士。爽やか。
さくらの幼馴染。
17年前に呪いにより床に伏していたが、トバリに呪いを払ってもらいそれ以来トバリのことを崇拝している。
天威原理主義で、天威は神から与えられた特権ではなく、弱者を守るための力であると言う思想を持っている。
父親の隆盛とは考えが合わない。
自分の思想を絶対的に信じているので、肉親であろうと揺るがない。
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【楠木千代 くすのきちよ】
楠木家当主。82歳。153cm。
特に禊原の末裔を天威者殺しとして危険視していて、この世からの抹殺を願って生きてきた。
楠木家は呪言師によって当主を3回殺された過去があり、呪い、呪言を毛嫌いしている。
【楠木すゑ子 くすのきすえこ】
楠木家次期当主。52歳。 158cm。
一番上の兄に真殿勉がいる。
楠木家の男児は、楠木姓を名乗ることすら許されない。
その為、兄と苗字が違う。
すゑ子も呪言を野蛮だと毛嫌いしている。
弱者を救う気は毛頭なく、選民意識が高い。
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【猪笹ウリネ いざさうりね】
猪笹家当主の娘。妹がいる。160歳。170cm。
松秀の元交際相手。
彼が従順で素直な女が好きと察して、物分かりのいい女を演じ続けていた。
別れてから何十年経っても松秀が忘れられない。
【猪笹剛牙 いざさごうか】
ウリネの婿養子。165歳。180cm 。
屈強な身体を持つ猪の里一番の猛者。
ウリネと松秀がまた関係を持っているのではないか、と心配していたが全て杞憂に終わった。
松秀に媚薬をもらってその後、良い夫婦関係になったらしい。
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