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5話 一族の秘密任務 投稿しました

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義母・宮子さまの館に居候して、もう数か月。
平穏な日々――のはずが、懐妊中の犬養夫人が何かとしゃしゃり出てくる。
黒い犬が飛び込んできてワンワン吠えた瞬間、あたしの堪忍袋はブチ切れた。
「犬鍋になりたくなきゃ二度と来るな!」

そんな騒動のあと、父・藤原不比等と四兄がやってきた。
密談の内容は――この国で初めて、皇族以外から“皇后”を出す計画。
その候補が、あたし? マジで?

「俺たちが法律だ。文句ある奴は、ぶった斬る!」
父の言葉に血が騒ぐ。そうか、やるしかねぇ。

陰謀、嫉妬、裏切り、全部まとめてオラオラで蹴散らす!
この国の皇后に、あたしはなる。奈良時代? 上等だ。

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