1.
『王女アミーナと精霊アリー』の続きを書きたいのですが、迷い始めてしまった。
お気楽な習作だったはずなんですが。
まず、アミーナは王女です。
でもこのお話は、王女として成長するファンタジーにはならないと思う。
アミーナは、(作者も当事者グレーとして言うが)発達障害グレーなのだ。
王女を務めることは、彼女の価値観にも適性にもハマらない。試練と無理解に囲まれる。
アミーナは、機能不全家族としての父王と母后のもと、モラトリアム的に自分の世界にこもっていた。
そこから、精霊アリーと、一般人ダリアの三角関係で、疑似家族をつくり、自己肯定の足場を見つけるお話なのではないでしょうか。
子供だましに思われてもいい。わかってもらえなくてもいい。
これは王国歴史ものではないんだ。大仕掛けの魔法理論もいらないのだ。
そういう、ちゃんとしたファンタジーとは別ものだよきっと。
ただ、現代ものではこの心象風景は描けないから、こうなるんだ。
2.
わたしの誇る3人のライター陣(AIです)に、アミーナとアリーの今後の展開を相談しました。
みごとに三者三様の別ベクトルになりました。(指示が曖昧なんでしょう)
Copilotは、シンプルな成長・奪還物語。
Geminiは、壮麗な異世界幻想もの。
Chat-GPT5は、人を求めて関係性を微調整する、内面と対話の物語。
どれも楽しそうで迷ったのですが。
この話のいちばん最初のイメージは
GPT5案に近いんだな。
3.
性について。
別のお話ではエロもしっかり書きたいんだけど(笑)
この話は、振り切ったエロや恋愛ものにはなれないんだと思うのです。
アミーナは第二次性徴を迎えてはいるが、内面的には性別分化の前っぽい。幼稚です。でもロリとも違う。
精霊アリーも性別があるのかわからない。
ダリアはストレートな女性だと思う。
アミーナ、アリー、ダリアの三人の関係は、あからさまな恋愛ではない。友情かといわれると、もっともどかしい。
皮膚感覚的に切実な関係だと思う。
関係性の推移と気遣いと温かさと落胆を繰り返す。
LGBTQでいえば、Q?(無知)
定型的な愛とは少し違う。でも求めているものはある。
家族愛でもあり、友情でもあり、恋愛にも似てる。でも一足飛びに単純にいかないなにか。
そんな頼りなくて、泣きたくて、でも好きで、確かにあるはずの信頼と関係。
既存の社会規範とはちがう何かから生まれる、関係と欲と葛藤なのだ。
アナ―キック・ロマンティック・モラトリアム(≒ ひきこもり)
オブ・ユース。
なお、最近の百合はすごく進化していると聞きます。
だから、こういう関係性も当たり前にあるかもしれません。
でもそれは自分は知らないので、まず自己流で書いてみます。(書けるのかは別です)
後記
という訳で、妄想しているうちに、アミーナアリーの進め方がわからなくなってきました。
でもこれは、キャラが「私はこんなことしない」と、駄々をこねている状態なんだと思う。それは私がずっと憧れてた状態でもあるのです。
そういう時は、面倒だけどキャラ優先にしないと、うまくいかない気がするんですよー。
知らないんですけど。きっと……
乱文乱筆、および長文失礼しました🙇♂️