歌人の佐藤弓生さんが古今の和歌百首を題材に怪談(というより少々不気味な不思議な話という感じ)を書いた『短歌百物語』読み終わりました。
すべて見開きで完結し、話の最後に題材となった和歌が挙げられています。
一話で二度おいしいという感じ?
たとえば、こんな歌が取り上げられています。
から傘とふごと唐箕の化けものが河童煮てくふ沼の夜半かな 中勘助
一本の黒き傘となり夢の中にたれか立ちゐきたれをおびゆる 森岡貞香
首のない男が池をのぞきこみ幻の髪をととのへてゐる 三宅勇介
ひんやりと触るる硝子のそのままに鏡のなかも真昼だらうか 桜木裕子
これらの和歌から作者がどんな物語を紡ぎ出したのかは、本をご覧ください。