掌門(しょうもん)とは、中国の武侠作品でよく使われる言葉で、一つの門派を代表し、その門下を統率する最高責任者のことです。
日本語の感覚では、武術流派の「宗家」や「当主」、組織の「門主」などに近い立場ですが、完全に同じものではありません。
武侠世界における「門派」は、単なる武術道場ではなく、独自の武術・思想・規律・師弟関係を受け継ぐ一つの組織です。そのため掌門は、武術の指導者であるだけでなく、門派を代表して他の勢力と交渉し、門内の重要事項を決定する政治的な指導者でもあります。
『九霄雲外』では、たとえば南山風は隠堂の現任掌門です。
つまり「掌門」という言葉が登場した場合、
「その門派を背負う最高指導者」
と考えると分かりやすいでしょう。
※中国語では「掌門人(zhǎngménrén)」とも呼ばれます。武侠小説では「掌門」と略して呼ぶことが非常に多い言葉です。