第2章・第19節公開しました|エライアス研究員の巡回日誌

朝の始まりは、天使の寝顔に挨拶をするところから。

コーヒーメーカーをセットして、湯の気配が立つあいだに、
野菜とフルーツを切る包丁の音が、静かに響く。

冷凍しておいたカップケーキを二つ。
表面だけ、軽くオーブンで温めた。

「Camillaがね、ケーキ、たべたいって」

Rowの弾んだ声が、まだ耳の奥に残っている。

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