空を見上げて 二人が呟く
森へ行きましょうと
セラピストを誘った。
こんな いい日に 散歩に
いけないから。
いつしか 森のセラピーが普通になっている。
施術を受けながら
色々な話をする。
サンタクロース🎅🤶🧑🎄がやって来た話
クリスマス🎄ツリーの点灯式の話
話は尽きない
その度に 手を叩き 喜んでいる。
最近 右の顔が調子良い
左の顔はその様子を伺ってるようだ。
笑ってる時 鏡に写る我が姿に
北野武さんが 出てくる。
当事者目線で無いと みえない景色もあるな
って思うと
アイウエオの発音が 掠れだす。
セラピストも 気づいてか
その手を緩める。
早三か月 転院後一か月。
“先生 なんだか愉しくなってきましたね”
にっこり微笑むセラピスト。
受け入れ当初の 微動だにしない能面に
戸惑っていたから。
“いい空ですね 先生”
ほんの少し 微笑みが伝わる顔に
“はい”と 微笑む
日常と非日常の狭間に生かされて
浮世雲
拝
https://kakuyomu.jp/works/2912051597839568301/episodes/2912051600099786526