「ハードボイルドは微糖で」第5章終了し、6章(最終章)公開開始ます、
https://kakuyomu.jp/works/2912051599130882725
最終章なので、ちょっと人物紹介などを
付里夫真郎(フリプ・マロウ)/本名:山田太郎 本作の主人公。大山ハッピーロード商店街の裏路地に事務所を構える私立探偵。イモンド・チャンドラーの生み出した探偵フィリップ・マーロウに憧れており、真夏でも室内でもトレンチコートとフェドーラ帽を着用して「やせ我慢の美学」を貫いているが、傍目にはただの変態。腕っぷしは弱くプロのボディーガードに一瞬で関節を極められるが、捨て猫を放っておけなかったり、子供を一人の男として対等に扱うなど、根底には誰よりも優しい真のハードボイルド精神を秘めている。
枝川(エドガー):マロウの助手。近所の大学生で、「面白いおっさんがいる」という理由で事務所に入り浸っている。マロウからは勝手に「エドガー」と呼ばれているが本人は認めていない。レイモンド・チャンドラーも江戸川乱歩も知らない現代の常識人で、マロウの脳内ハードボイルド劇場や行きすぎた行動に対し、常に冷静で的確なツッコミを入れる本作の貴重なバランサー。事務所に集まるアイリーン(愛理)やショウ(翔太郎)にとっては、面倒見の良い「お兄ちゃん」的な役割も果たしている。
井上愛理(アイリーン):第3章の依頼人で、派手なネイルや短いスカートが特徴の女子高生(ギャル)。カレシからもらったピアスを探してほしいと依頼するが、見つかった直後に「別れたからもうゴミ」と言い放つ現代的なドライさを持つ。その後は事務所の居候となり、ソファで爪を磨きながらタピオカミルクティーを要求するようになる。権威や空気を全く読まず、大山ハッピーロードの破壊神である大家のババアすら極論で論破する「無敵のトリックスター」。一方で、傷ついた友達(ユミ)のために一緒に泣いてあげるなど、情に厚い優しい一面も持っている。
成川翔太郎(ショウ):第4章の依頼人で、10歳の小学5年生。有名IT企業の社長の息子であり、大人びた冷めた知性を持っている。父親が用意した監視役のボディーガードではなく、「一人の人間として扱ってくれた」マロウを自らの小遣い(板ペイ)で雇おうとした。事件解決後も事務所にたびたび遊びに来ており、マロウのハードボイルドごっこに呆れつつも、この遠慮のいらない空間を自分の居場所として大切にしている。
ボギー(元・セバスチャン):第1章で「愛しい人(猫)」として捜索依頼されたスコティッシュフォールド。元の飼い主(瑞希)に「二世を飼ったからいらない」とあっさり捨てられ、マロウが引き取ることになった。ハンフリー・ボガートにちなんで「ボギー」と名付けられたが、実はメスである。事務所のソファを我が物顔で占拠し、マロウに噛み付いたりエドガーのコロッケを奪ったりするが、マロウの孤独を癒やす愛おしい相棒。
大家の(強欲)ババア:マロウの探偵事務所が属する雑居ビルの大家で、御年71歳
。大山ハッピーロードの「破壊神」であり、家賃の取り立て時には鼓膜をつんざくような怒号と地響きと共に現れる。
トメさん:第2章の依頼人で、商店街で惣菜屋を営む89歳。戦時中の悲恋の思い出が詰まった入れ歯を探してほしい……のかと思いきや、実は「保険が効いても一万円はする」という極めて現実的な理由で必死に探していた、たくましく生命力に溢れるおばあちゃん。
伊勢崎瑞希:第1章の依頼人で、高級マンションに住む40代の女性。愛人であり、悲劇のヒロイン(ファム・ファタール)のような空気を纏ってマロウのもとを訪れるが、探していた猫のセバスチャンが見つかると「二世を飼ったからいらない」と手のひらを返すドライな人物。どこかで再登場させようと思っていたら、最終話になってしまって、以降の出番がなかった。