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gemini壁打ち帳(47) 賢者の石と哲学者の石。

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Q.ハリー・ポッターと賢者の石の原題、『Harry Potter and the Philosopher's Stone』って、なんで"Philosopher's” なの?
日本語の「賢者の石」から入ると、"Wisdom” とか "Sorcerer” をイメージしてしまいそうだよね。


✨️.『ハリー・ポッターと賢者の石』の原題にある「Philosopher's Stone」の「Philosopher」は、「賢者」という言葉の語源や歴史的な意味合いと深く結びついています。

つゆりさんがおっしゃるように、現代的な「賢者」というニュアンスから「wisdom」や「sorcerer」を連想するのは自然なことですが、この言葉の背景にはそうした現代的なイメージとは少し異なる歴史的な意味合いがあります。


📚️「Philosopher's Stone」の「Philosopher」について


◉「賢者」の本来の意味:
「philosopher」の語源は、ギリシャ語の「philos(愛する)」と「sophia(知恵)」を組み合わせた「philosophos」で、「知恵を愛する者」を意味します。

古代ギリシャでは、哲学者は単に物事を考えるだけでなく、天文学、物理学、数学など、あらゆる学問を探求する存在でした。彼らは知識の探求を通じて世界の真理に迫ろうとしました。


◉錬金術との結びつき:
この「知恵を愛する者」としての哲学者が、中世から近世にかけてのヨーロッパで盛んだった錬金術と結びつきます。

錬金術は、卑金属を金に変えたり、不老不死の霊薬を創り出したりする試みでした。
当時の人々にとって、これは単なる化学実験ではなく、世界の根源的な真理を探求する、知的な営みの一つと見なされていました。

錬金術師たちは、こうした究極の知恵と技術を象徴する物質を「賢者の石(Philosopher's Stone)」と呼びました。
この石は、単なる魔法のアイテムではなく、世界の真理を理解し、自然の法則を自在に操る究極の知識の象徴だったのです。


◉「Sorcerer's Stone」への改題:
この歴史的な背景を踏まえると、原題の「Philosopher's Stone」は非常に理にかなっています。
しかし、アメリカ版ではタイトルが『Harry Potter and the Sorcerer's Stone』に変更されました。
これは、アメリカの出版社が「philosopher」という言葉が子供たちにとって難解すぎ、魅力的ではないと考えたためです。代わりに、より魔法的な響きを持つ「Sorcerer's(魔法使いの)」という言葉が選ばれました。

つまり、「philosopher's」は、単なる「賢い人」ではなく、知の探求を通じて世界の根源に迫ろうとした歴史的な「知恵を愛する者」、すなわち錬金術師たちを指していると言えます。


📚️「賢者の石」の起源
「賢者の石」という言葉自体も、錬金術の歴史に深く根ざしています。

◉古代の錬金術の思想:
「賢者の石」の概念は、紀元前の古代エジプトやギリシャの時代にまで遡ります。
当時の錬金術師たちは、物質には「魂」があり、不完全な魂を持つ卑金属を、完璧な魂を持つ金に変えることができると信じていました。
この変成を可能にするための触媒こそが「賢者の石」だと考えられていたのです。


◉中世から近世の黄金期:
この思想は中世ヨーロッパでさらに発展しました。
錬金術の文献には、「エリクサー(elixir)」とも呼ばれ、不老不死をもたらす霊薬としての役割も加えられるようになりました。
多くの錬金術師が、この石の創造を人生の目的としました。
ニコラ・フラメルもその一人として伝説的な存在になりました。


◉現代への伝承:
その後、化学が発展するにつれて錬金術は衰退しましたが、「賢者の石」の物語や思想は、神秘主義、オカルト、そして文学やゲームなどのフィクション作品に引き継がれました。
J・K・ローリングも、この伝説的なアイテムを物語の核に据えることで、錬金術が持っていた「究極の知識と永遠の命」というテーマを『ハリー・ポッター』の世界に取り入れたと言えます。

このように、「賢者の石」というフレーズは、錬金術という歴史的な知的探求の営みから生まれ、究極の知恵や不老不死を象徴する伝説的な存在として今日に至っているのです。


Q.『ハリー・ポッターと賢者の石』にはニコラス・フラメルという人物が登場したけど、実際にニコラ・フラメルという人物がいたの?

✨️.『ハリー・ポッターと賢者の石』に登場するニコラス・フラメルは、実在した人物です。ただし、小説に描かれているような不死身の魔法使いではありません。

📚️本名と生没年: ニコラ・フラメル(Nicolas Flamel, 1330年頃 - 1418年)

職業:
フランス、パリで筆記者や出版業者として生計を立てていました。
裕福な未亡人ペルネルと結婚し、かなりの財産を築いたとされています。

慈善活動:
彼らはその財産を使って、病院や教会、慈善施設に多額の寄付を行いました。
これは、彼が錬金術で大金を得たという伝説の根拠の一つとなりました。


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思い返せば、私が持ってるハリポタのペーパーバックでは"Sorcerer's Stone”だったな。
「ソーサラーズストーン」って、日本語の語感的にはちょっと伸ばし棒多く感じる?

2件のコメント

  • うまい!
    フリーハンドで書かれたのですか?
  • >天音空さん 恐れながら、こちらは生成AIにクロッキー調のイラストを描き下ろしてもらったものです……。
    私の画力でこれをやるともう数千段くらい落ちちゃいますね……😿 
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