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「家系型結婚(ライン・マリッジ)」について

 えー……、ご無沙汰をしております、皆様。

 何と言いますか、もう言い訳をいたしますのも心苦しいところではございますが……ごほごほ。ワタクシ「家系型結婚(ライン・マリッジ)」というお話しを公開いたしました。

 まだ一話のみですし、これからどうするとか、実はあんまり考えておりません(大汗。強いて申し上げれば、現段階では書き出しメモのような意味合いが強いです。

 まず家系型結婚(ライン・マリッジ)そのものについて、ご説明せねばなりますまい……。私の敬愛してやまないSF作家であるロバート・アンスン・ハインラインのSF小説、「月は無慈悲な夜の女王」という物語に登場する結婚形態です。

 「月は無慈悲な夜の女王」の主人公、マヌエル・ガルシア・オケリー・デイビスは、デイビス家という家系型結婚をしている一家の一人なのです。そして家系型結婚とは、夫と妻がそれぞれ複数で構成する夫婦関係で、例えば妻四人、夫六人とかで子ども十人くらいを育てる家庭を営むのです。

 これは物語中の月世界では女性の数がとても少ないという環境から生じた結婚形態ではありますが、物語中の人物、ベルナルト・デ・ラ・パス教授の「家庭と言うものの目的である資産の確保と子どもの育成において、家系型結婚は非常に機能的である」というセリフがございます。

 そして振り返って現代をみてみました時に、複数の妻、複数の夫からなる夫婦関係を成立させる人物関係そのものが困難というお話はまあ当然あるにしても、ではどう言った人物であればそういった結婚形態が存続しうるのか、存続しえた場合、どのようなメリット、デメリットがあるのか、というのが本作のテーマであります。

 もとはSFとして書かれた設定を現代ドラマとして再構築してみるというかなりチャレンジングなお話ですが、正直「素人だし、やったれやったれ」的ないきおいではあるかもしれませんw

 何しろこのネタ思いついちゃったらなかなか「岬にて」の方が進まなくなっちゃいそうだったので出だしだけ書いてみましたが、これからこちらの方は一旦置いておいて「岬にて」の方の執筆に戻ります。

 まあ勝手な事ばかり申しまして大変恐縮ではございますが、またしばらく「岬にて」の方にてお付き合いいただきたく、お願いする次第でございます……。

 それではまた。皆様に幸多からんことを!

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