『美術教師は王子の世界に色を添える』のネタバレを含みますので、読了してからの閲覧をお勧めします。
改めまして、玉乃江ララと申します。
思いつきから初めて中長編の執筆をして、自分でも思い出深い作品となりました。
最初はタイムスリップした主人公が王子様に拾われて現代スキルで生き残る。からネタを膨らませ、
・長い髪の毛を自ら切って守る受
・キスは生涯に二度だけ
この2つのエピソードから6万字弱が生まれました。
本当は火山地帯で襲われた時に髪を切って守ってシドが子供じゃないんだと実感してキスするところで終わる予定だったのですが、やはりタイムスリップあるあるの現代に戻るシーン入れたいなと話が壮大になっていきました。
特にミステリ苦手なのでオウム脱走事件や暗殺事件を書いてて自分でもビックリです。
書いてて楽しかったシーンはアシュにオーズ隊長を切り捨てた夜、シドに「足に口付けしろ」と言うところや、離れ離れになる前に「守るからどこにも行くな」と言うシーンは甘え方を知らないアシュの精一杯の甘える場面。
シドが現代に戻って壊れるシーン、またタイムスリップして再会し、夜中起きてシドがきちんとキスしたいと自覚するシーンや、アシュが紙飛行機を飛ばしていたシーンはシドへの気持ちを表現できていれば幸いです。
アシュはシドによって沢山の影響を受けました。
・自分の気持ちを優先していい
・人に弱さを見せてもいい
・命令以外の関係を知る
・「王子」ではなく自分自身に価値がある
・世界を広げた
甘え方も知らなかったし泣く姿なんて見せなかったのに、シドと関わることでどんどん自分の欲を出せるようになって髪を切ってまでシドを守る選択ができるようになりました。
シドもアシュに影響を受けています。
・絵を素直に肯定した
・必要とされた
・守られることを教えられる
・生き方そのものを変えた
・諦めていた恋をさせた
実はシドって結構コンプレックスを抱えています。それをアシュがとっぱらい、シドを必要とします。
長年教師なので、未熟なアシュの扱い方も上手かったですね。
最終章ではアシュがシドに救われますが、エピローグでは世間に画家として認められシドがアシュに救われて相互救済となっています。
当初予定していたよりもお互いを補い合う存在になっていて、美術教師なのも20歳差にしたのもベストだと感じています。
しかし初日にキスしてから1、2ヶ月目で魂の誓いの意味を知るので、約10ヶ月間キスを我慢してようやくキスできたのは作者としても感慨深かったです。
理性的だったシドが恋愛として好きだと認めると何度もキスして名前呼んでって急にワガママになります(笑)
鳥籠の中で思う存分イチャイチャしてくれ!という気持ちで、番外編を書く予定です。
お楽しみにお待ちいただければ幸いです。
そして今年中には、同人誌として書下ろしを収録した紙の本にもしたいと思っているので詳細出ましたら報告いたします。
まだまだ語りたいことはありますが、長くなるのでXで呟きます。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
また次回作でお会いできると嬉しいです。