9月の間は、勝負作執筆のため、25日まで
『オフレコ――バズ未満の日常――』
は不定期連載とさせていただきます。毎週金曜日を心待ちにしている皆様、大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
勝負作のテーマは、「幼稚園の養護教諭(保健室の先生)」です。
下調べで、幼稚園の保健活動に関わる論文を読み込むと、日本国内の幼稚園のうちわずか1割しか常勤の先生がいらっしゃっいません。理由としては、
①幼稚園がそもそも義務教育機関ではないから
②国から幼稚園に対して、養護教諭など保健活動の専任者を配置するよう義務化されていないため、雇い入れのための補助金などを出していないから
③実務上、幼児は心身の不調を言葉で訴えることが難しく、体調不良の園児を見つけたらお迎えコール後早退、というフローで長年現場の先生方が対応してこられたから
という3点が上げられます。だから、幼稚園の保健活動ってガラパゴス化しているんだなぁと、一人の幼稚園児ママとして思っています。ただ、ガラパゴス化という言葉を使いたいというもありますがw
その一方で、幼稚園の先生の専門性は、非認知能力という、人生を前向きに生きるための心の力を育てることにあります。お勉強が多いところであろうと自由遊びが多いところだろうと、です。幼稚園や保育園の先生が丁寧な関わりや環境づくりをすることで、中年期に入ると貧困率が下がるという研究結果でノーベル経済学賞を受賞した人もいるんだそうです。
たかが幼稚園と思っていましたが、勝負作の執筆を通して、幼稚園が制度の谷間にありながら、とてつもない教育機関であることがよく分かりました。幼稚園児の親としては、良い夏休みの自由研究になりました。勝負の勝ち負けが冬頃分かるので、負けていたら、『オフレコ』と共にアップいたします。どうぞ、楽しみに待っていただけると、作者冥利に尽きます。