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第41話 冷酷なる陰陽師

燦然たる宮の奥──

沈香の煙がたゆたい
若き陰陽師の静かな一言が
人々の胸中を凍らせる


嘘も謀も
彼の前では衣を剥がれた影にすぎない

だが──

冷酷なる裁定者として立つその背にも
誰にも触れさせぬ
祈りと鎖がある


夜の屋敷では
ひとりの姫君が刃を手に

愛する者の未来を守るため
己の宿命を選び取ろうとしていた


桜の花弁が舞うたび
双つの魂は静かに
戻れぬ夜へ踏み出していく⋯⋯




紅蓮の嚮後 〜桜の鎮魂歌〜
第41話 冷酷なる陰陽師

1件のコメント

  • ファー!!!
    陰陽師姿、本当に素敵です……(*´ェ`*)
    姫の桜色の着物や髪飾りもうるわしい!
    二人のキリリとした眼差しに射抜かれてしまいそう💖
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