今のところは手が回らないので、史実に存在したインディーカーを参考に上げます。
引用元:Indy500公式サイトアーカイブ。
1946年のインディ500、予選2位を得たポール・ルッソのマシン。
1960年代の「葉巻型」(たとえば第1期ホンダF-1)とは全く異なるワイドボディがこの時代のタイヤとブレーキには空力的に適合します。
ルッソのマシンは内部構造も含めてもっとも極端な事例ですが。
これの垂直尾翼を取り去り、さらに胴体背丈を全体に低くしてボンネット高さがホイール上縁よりいくらか低いくらいにしたマシン。
あるいはドライバーの顎が(叶はガスマスクを被ってますが)タイヤ上縁に並ぶくらいに背丈を低くしたマシン。
それを思い浮かべていただくと、作中で「ミズスマシ」「カナブン」と表現しているツクバGP(今のところ94RC)にかなり似ます。
ただし、1930年代の日本には透明アクリル板を歪ませずに曲げる技術も300km/hの風圧で歪まないアクリル板を作る技術もありません。
ので94RCのコクピット前方の風防はルッソのマシンのように恰好良くありません。
ジュラルミンの枠を備えた平ガラス板です。
追記:ラジエーターグリルはルッソのマシンの形状の方が合理的なのですが、それでも敢えて
https://cdn-static.kakuyomu.jp/image/3YIt2fx2 のツクバ乗用車のグリル形状を思い浮かべて脳内で置き換えてください。
ついでにネタバレ:ツクバGPのゼッケンは常に「13」です。