突然のことで申し訳ありませんが、タイトルの通りでございます。
ちょうど今から一週間後に完全終了とさせていただく予定とさせていただきます。
【理由】
実はずっと想っていたことではあったのです。
というのも、この『天使ちゃんニュース』の作中でも、ときどきミカやマギが話していたように、自分はお笑い・エンタメ感にかけては常に真摯に考え、挑んでおります。
そこで、自分で自身の創作物を持つようになって、あらためて考えさせられもしていたのです。
『如何に敬意を払えども、他者の創作物(もしくはその人本人)をネタにするのは如何なものか?』
上記の通り、如何に敬意を払っていたとしても、ネタにされた本人がどう思うかはわかりませんし、この行為自体、そもそも正当性を欠くものである、という考えが自分にはあります。引用にしてもそうです。
『自分ではない他人の言動を用いて、何かを表明する』
それは引いてはそうした自分の意見を擁護する盾に利用したり、『叩き棒にする』などの慣用表現も生まれたとおり、最悪の場合、不特定多数の他人を攻撃する武器にもなりうる大変危険で卑怯な行為であると、自分は認識しております。
特に『叩き棒にする』ところですね。
続編『陽性変異』でもこの辺りを掘り下げて書いております。
それでも当時は、書き物で食べていきたいし、一発衆目を集めるネタで当てていきたいというような魂胆、また生きつなぐためにも、そうして自分自身、大いに既存の創作物や人物の言動をネタにしていたのですが、
あらためてその危険性を思い、考えさせられる出来事もあり、するとこれは当然、自分自身をも是正せねばなるまいと、至ったわけでございます。
主だった理由は以上でございます。
この『天使ちゃんニュース』
一日一ネタで始めて、なかなか大変な時期もあったのですが、そんな時に少しでもポイントがもらえていると大変励みにも、また指標にもなりました。
目標はもちろん読んで笑ってもらう事。
作中でも触れたことがありますが、ネタにする場合、ネタにした人やその創作物の作者にこそ読んで笑ってもらえるものであるように、をモットーとして、どれも自分なりに精査して世に出したつもりではあります。
それでも、自分の未熟さゆえ、笑えるネタにできなかったものは特別処置として別枠を取ったりもいたしました。
しかし当然ですが、どれだけ配慮したつもりであっても、傷つく人はいるのを存じております。
これは頂けないし、もしそうして作品内の描写で傷つくことがあるにせよ、それは、自分自身の言葉と行動、責任でそうあるべきものである。ましてや決して、自分の描写した他者の言動から来るものであってはならない。と、自分は一作家として思うわけであります。
こんなことをくどくどと改稿までして申し訳ありません。恥の上塗りです。
長くなりましたが、これまで読んでくださった方には感謝しかございません。
しかし、『天使ちゃんニュース』の公開は、ここで終了とさせていただきます。
何卒ご理解、ご了承をお願い申し上げます。
ミカやマギ等の登場人物に関しては、若干パラレルではありますが、続編『陽性変異』のほうで登場いたしておりますし、終盤等の展開などは再構成したものをあらためて考えておりますので、そちらの方でお楽しみいただけるようお願い申し上げます。
『陽性変異』のほうで、これからも応援よろしくお願いいたします!
白河 雛千代