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『彼女の声は収益化されました』第3章を公開しました

https://kakuyomu.jp/works/822139840990179172/episodes/822139841068419768
新作長編
『彼女の声は収益化されました』
第3章を公開しました。

プロローグでは「彼女の声をすでに収益化してしまった現在」、
第1章・第2章では、久我 蓮と日向 茜が“生きて出会っていた頃”の関係と価値観を描いてきましたが、
第3章では、ついにひとつ目の大きな転機が来ます。

退院後のささやかな「ピザの約束」。
手術に向けて少しずつ整っていく準備。
「生きてここを出ていく」未来を、ふたりなりに信じようとする時間。

それらが積み上がったうえで、
**「手術は成功したはずなのに、茜は急変で命を落とす」**という事実が突きつけられます。

この章は、
・ピザの約束が「叶わなかったもの」になる瞬間
・蓮の中で「彼女の声だけでも残したい」という衝動が、はっきりと形になる瞬間
でもあり、のちの「合成音声モデル」と「配信」に直結していく 物語上の大きな折れ目 です。

病気・手術・死に関する描写がこれまでよりも重くなっているので、
メンタル的にしんどいタイミングのときは、無理せず体調のいいときに読んでもらえたらうれしいです。

ここを越えた先で、物語は「生前の彼女」と「データになった彼女」のあいだを行き来しながら、
少しずつ“地獄の配信”側へと傾いていきます。

感想・レビュー・★やフォロー、本当に励みになっています。
第3章も、タイミングの合うときに読んでいただけたらうれしいです。

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