何だかずっと地下にいたな……な、「カドニクスカンパニー」。
今回も短編含めて大体文庫一冊分の分量でカローナ地下坑道編が終わりました。
さて、前回の近況ノートでお話したように、本作はほぼ書き溜めが存在しません。
なのでこの一か月半ほど、その日その日で執筆時間が取れないときが更新お休みの日になっていました。
その上さほどきちんとプロットを立てているわけでもないので、世界線が大きく分岐する箇所がいくつかあり、自分でもカローナ編が平均的な一冊分にまとまったことに少し驚いています。
今回、最も大きな世界線の分岐は24話、アーマンとアレックスの初登場で起こりました。
開始時点でルーナとその祖母が登場することが確定していたので、いくら新キャラが新刊の華とはいえ、あんまり大勢登場させない方がいいかなとぼんやり思ってたんです。
なのに、おばあちゃんと同時に二人も追加してしまった。
これにはおばあちゃんの性格設定が影響しました。
常人には理解しがたいこだわりのある人物を描くのに、ルーナと新キャラ一人ではシナジーが出きらないと、アナベルの最初の一言を書いた瞬間に判断しました。
アナベルの一言目が出るまでは、騎士父娘のアーマンとアレックスは、武者修行中の青年騎士とぼんやり思っていたんです。
ただアナベルが一言目から重いドラマ持ちの気配を見せたため、青年騎士を登場させた場合、衛司とは違う属性の若い男性になってリュールとルーナとのドラマが、青年騎士とアナベルとの関係から遠い場所で展開し、ドラマの焦点がブレるととっさに判断しました。
結果、青年騎士は二分割され、篤実な父と暴走男装女騎士という強属性キャラが誕生しました。
不思議なんですが、多分人間が一人だった時の方が、今よりもセリフ量が増えて結果文字数も多くなっていたという実感があります。
ルーナとアレックスが衛司達の旅についていくかどうかが、次に大きな世界線の分岐。
これはマサムネの設定が固まった時点で決まりました。
この流れでルーナが衛司とリュールに着いて行くことも、衛司とリュールがアレックスの帯同を許すこともあり得ないな、と。
女子レギュラーが増える方が物語も華やかになると思って最後の方まで迷いはしたのですが、やはりできなかった……。
ただ二人がついてこなかったおかげで、次がどういう話になるのかすんなり決まった感があります。
逆に言うと、二人がついてこないことが確定するまで次のお話の予測が立っていませんでした。
いきあたりばったりの小説筋トレは継続中です。
継続中ですと言いながらちょっとこの週末時間が取れなくて、次回更新は5月25日(月)を予定しております。
カドニクスカンパニーの次なる旅と新たな出会い、または再会を、楽しみにお待ちいただければ幸いです。
それではまた、次の更新で!