私の小説に関心を持ってお読み頂いている方々に心から感謝申し上げます。
恐らく読んで頂いている方は、タイ通の方、タイに旅行に来てタイが好きになった方、または著名な作家によるタイに関する書物をお好きな方か、想像しながら頑張って執筆を続けております。
この時期、3,4,5月のタイは「暑季」と言われ、常夏の気候の中でも一番暑い季節なのです。
日本は「春」になり、桜が咲いて新しい門出の季節となり、過ごしやすい時節ですね。タイに三〇年以上も住んでいると日本の季節が懐かしく、羨ましく思うことがあります。と言っても近年の「日本の夏」は、恐らくタイよりも暑い感じがして、この時期に日本へ”行く”のは止めた方がいいですね。
タイの8月と言えば、「雨季」になるので、毎日30度以上の日々の一刻に、突如として鉛入りの雲がかかり、遠雷が聴こえたかと思うと、あっという間にバケツの水をひっくり返したような土砂降り、スコールですね、が天から降ってきます。気温もスコールの前後には一気に26度ほどに下がるので、長い生活の中で、何故だが「雨季」の季節が待ち遠しいと思う体温管理バロメーターになってしまったようです。
従って、この4,5月という「酷暑」の季節は、執筆に一番ストレスがかかる季節なのです。
クーラー代をケチって、サウナのようになった部屋の片隅で、パチパチとキーボードを叩きながら、長時間画面とにらめっこしていると、気が付いた時には汗びっしょりになっていたり・・・椅子を立って部屋中歩き回ってストレッチ…それでも暑さはべっとりと身体にまとわりついてきます。
一日三回も冷水シャワーを浴びないと気が済まない、そんな”素人作家泣かせ”の季節なのです。
いつか、名のある小説家になれば、エアコン付きの部屋で悠々自適にコーヒー片手にプロットでも考えているような自分の姿を想像しながら、汗びっしょりのTシャツを着替えたり…(笑)
しかし、この南国タイの暑さの中で、本当のタイの、タイ人の生き方を感じながら、暑さに堪える日本人と、この暑さを、さも「あたりまえの日常」として生きているタイ人の両方の立場に身を置きながらの執筆活動‥‥実は楽しくてたまらないのです。(笑)
スコール…まだ来ないのかな……
終わり