『底辺探索者の手加減極意』第1章〜第4章時点でよく出てくる用語を、ざっくり分かりやすくまとめました。
人物紹介と合わせて読む用の、読者向けミニ単語集です。
【探索者・社会まわり】
●探索者
ダンジョンに潜り、魔獣討伐や資源回収を行う職業の総称です。この世界では危険職であると同時に、配信やスポンサー文化とも結びついた花形職業でもあります。
●ポーター
荷物運びや資材管理、補給支援を担当する探索者の役割です。戦闘職より軽く見られがちですが、本作では「ポーターだからこそ現場を支える」という面も強く描かれています。
●Fランク
探索者ランクの最下位区分。一般的には深層攻略や大規模戦闘とは無縁とされる立場で、刃が普段名乗っているランクでもあります。
●Aランク / Sランク
上位探索者のランク帯です。Aランクは一線級、Sランクはトップクラスという認識で描かれています。レイラやガレス、ミラの立ち位置を理解するうえでも大事な基準です。
●フリーランス探索者
企業やチームに所属せず、個人で活動する探索者のことです。支援や装備面では不利になりやすく、深層まで潜れる人間はかなり珍しいとされています。
●配信ドローン
探索の様子をリアルタイムで撮影・配信するための機材です。本作では「強さ」だけでなく「どう見られるか」が重要になるため、この存在が物語を大きく動かします。
●専属ポーター
特定の探索者に付き、装備管理や補給、現場支援を担当するポーターのことです。レイラが刃を専属ポーターに指名したことで、物語が一気に動き始めます。
【組織・勢力】
●神盾機関《イージス・コーポレーション》
レイラやガレスが所属する大手組織。探索者を抱える巨大企業の一つで、戦力・資金力・情報力のすべてを備えた有力勢力です。
●探索者協会
探索者登録や面談、規約運用などを担う公的機関です。第4章では刃に対して正式な接触を始め、物語の「社会側の圧力」を象徴する存在になっていきます。
●黒剣商会《ブラックソード・カンパニー》
第2章〜第3章で暗躍する敵対組織。表向きの商会の顔と、裏で暗殺や妨害工作を行う危険な側面を併せ持っています。
●第一魔導学園
第4章で登場する、国内有数の探索者育成機関です。将来有望な学生や教官が集まっており、刃が新しい人脈と注目を呼び込む舞台になります。
●紅炎団《レッドフレイム》
開拓イベントに参加している探索者チームの一つ。熱量の高い前衛寄りのチームという印象で、現場の勢いを担う存在です。
●蒼天弓《スカイボウ》
ミラが所属するチーム。偵察や後衛支援、観測に強い印象があり、ミラのキャラクター性ともよく噛み合っています。
●白銀騎士団《シルバーナイト》
開拓イベント参加チームの一つ。正統派の探索者チームという雰囲気があり、イベント全体に厚みを出している勢力です。
【人物に紐づく用語】
●蒼氷姫《ブルー・プリンセス》
レイラの異名です。圧倒的な氷の戦闘能力と、配信者としての知名度の両方を象徴する呼び名として使われています。
●氷眼《ひょうがん》
レイラが持つ特異眼。相手の動きや魔素の流れを極めて高精度で読み取れる、作中でもかなり強力な能力です。
●師匠の教え
刃の戦い方や生き方の土台になっている考え方の総称です。「技に名前をつけるな」など、シンプルなのに重い言葉が多く、物語全体に影響しています。
●特異眼
ごく一部の探索者だけが持つ特殊な眼の能力です。レイラの氷眼はこの特異眼に分類され、戦況分析や追跡で圧倒的な力を発揮します。
基本的にはダンジョン内での負傷による後天性のものが殆どだが、特異眼をもつ親の子に遺伝するケースが稀に発生する。
【ダンジョン・戦闘関連】
●国定ダンジョン
国の管理下にある主要ダンジョンです。一般の探索者にとっての主戦場であり、作中でも多くの事件や配信がここを舞台に起きています。
●深淵都市《アビス・メトロ》
第2章〜第3章の主舞台となる大規模ダンジョンです。開拓イベントの対象であり、多数の企業や探索者が集まることで一気に物語が大きくなります。
●開拓イベント
複数チームが参加して未踏領域の攻略を進める大型イベントです。表向きは華やかな大舞台ですが、その裏では企業間の思惑や妨害工作も動いています。
●スタンピード
魔獣の大規模暴走現象です。一度起きると現場の戦力バランスを一気に崩すため、探索者にとって最悪級の災害の一つとして扱われています。
●イレギュラー
ダンジョン内で発生する異常災害の総称です。本来その階層にいないはずの魔獣が大量発生するなど、通常の攻略前提が通用しなくなる厄介な現象として扱われています。
●魔素《マナ》
この世界のエネルギーの根幹にある力です。探索者の戦闘能力や術式、装備にも深く関わる基本概念で、本作では「見えるか」「隠せるか」も重要になります。
●魔結晶《マナ・クリスタル》
ダンジョン内で得られる資源の一つ。現代社会でも価値の高いエネルギー資源として扱われており、探索者が潜る大きな理由の一つです。
●深淵の主《アビス・ロード》
深淵都市で登場する強大な存在。第3章の山場を象徴する敵であり、刃とレイラの規格外さを際立たせる存在でもあります。
●真淵《しんえん》
第3章クライマックスで姿を見せる、深淵の主の“その先”にある脅威です。ここに至って、開拓イベントは単なる攻略戦ではなく、本気の死線へ変わります。
●縮地《しゅくち》
刃が使う高速移動技術の一つ。単なる派手な瞬間移動ではなく、師匠仕込みの基礎の延長として描かれているのが特徴です。
●電波遮断結界《ジャマー》
通信を遮断するための装置・結界です。黒剣商会の妨害工作を支える重要な要素で、事件が「事故ではない」と分かる手がかりにもなります。
●次元断層《ディメンション・フォルト》
第1章で登場する危険個体・異常存在の呼称です。序盤から、この作品のダンジョンが単純な資源採取場ではないことを印象づける用語でもあります。
●完全気配遮断《ゼロ・プレゼンス》
第4章で登場する特殊技能。気配を「消す」というより、「最初から存在しないように見せる」レベルの隠密で、かなり危険な技術として描かれています。
●掃除屋《スイーパー》
黒剣商会が雇った暗殺者チームの呼び名です。裏の仕事を担うプロであり、物語の緊張感を一段引き上げる存在です。
【ひとこと】
第1章〜第4章は、用語だけ見るとかなり現代ダンジョンものらしい世界ですが、読んでいくとその一つ一つがちゃんと人物関係や事件に結びついているのが面白いところだと思います。
特に「ポーター」「氷眼」「深淵都市」「黒剣商会」「第一魔導学園」あたりは、この先の展開にも関わってくるので、ざっくり頭に入れておくと読みやすくなるはずです。