ヒロイン=推しという設定上、推しをカードにしたい欲が透けて見えるとのご指摘を受けましたので、「第五話 始まりの刻」に、主人公が葛藤する場面を以下のように追記しました。
『 ユキさんを失わずにすんだことに対する安堵感。そして、“人ならざる者”へと変えてしまったことに対する罪悪感。
さらには、わずかではあるが、推しをカードとして得てしまったことに対する仄暗い優越感や背徳感が、俺にさらなる罪悪感を与えてくる。
ただ、ここがゲームと同じ“階層型迷宮《ダンジョン》”であるのなら、踏破することで願いを叶えられる可能性はあるかもしれない。
ユキさん——宵月詩を、元の身体へと甦らせることが……。』
ヒロインを一度死なせ、カードとして甦らせるという設定は、ダンジョン後半での展開への伏線として必要なものでした。
ただ、ご指摘の通り、そのように受け取られてもおかしくない内容であったため、今回、主人公の内面として葛藤を明示する一文を追記しています。
主人公の葛藤として描くことで、物語の先に繋がる意味を持たせたつもりです。
ご指摘ありがとうございました。