第43話「この世界が、好きだから」を公開しました。
これをもって、「月宵の巫女」第1部が完結です。
最終話は、戦いのあとの夜の話です。
翌日の月宵は満員でした。
助けられた人と、助けた人が、同じテーブルで笑っている。
謝る人がいて、泣く人がいて、それをからかう人がいて、また笑いが起きる。
派手な決着のあとに残るのは、結局、そういう夜なのだと思います。
紫乃が最後に掲げたグラスの言葉が、そのままタイトルになりました。
そして、夜の隅でギターを弾いていた常連が、ひとつの名前を口にします。
紫乃が何百年も前に手放したはずの、名前を。
──ここから、第2部が始まります。
第1話「月宵の夜」を公開したのが、今年の三月でした。
瀬谷の小さなスナックから始まった話が、横浜の海を割るところまで来られたのは、
読んでくださった方がいたからです。本当に、ありがとうございました。
物語は、同じ作品のまま続きます。
・番外編:夏の話を準備中です
・第2部:2026年11月開始予定
第2部から本格的に動きだすアルドとセレーナ。
二人がどうして地球に渡ることになったのか、そのあと二人がどんなふうに暮らしてきたのかは、
いくつかの番外編のほうで、先に描いてあります。
第1部を追いかけてくださった方ほど、あとから効いてくる話かもしれません。
しばらく更新の間が空きますが、また月宵の灯りをつけてお待ちしています。
https://kakuyomu.jp/my/works/2912051595686095446