エリアスの面談は、開始から十分経っても進路の話が始まっていなかった。
進路担当教官は眼鏡を外した。
「フェルマー生」
「はい」
「私を怒らせたいのですか」
「違います」
「では、何をしに来たのです」
「相談に」
「相談する前に、一つくらい考えてきてください」
「候補はあります」
「言ってください」
エリアスは指を折った。
「統計院、商務院、内務院、行政調整院、財務院」
教官が手を上げた。
「もう結構です」
「軍務院の兵站文官も少し」
「もう結構だと言いました」
担任教官は、笑いをこらえている。
進路担当教官は頭を抱えた。
「何がしたいのですか」