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主人公と敵対するキャラクターでも、好かれるように書きたいこともあるわけで……

 主人公がいて、敵対する人物がいる。
 バトルものならいわゆる「敵」で、スポーツものだと「ライバル=好敵手」、恋愛ものなら「恋敵」。
 小説には「敵対者」が出てくることが多いと思います。

 そして、敵対者が「いやあぁぁぁな奴」であることも多いですが、「いい奴」であることも少なくないのではないでしょうか。
 場合によっては、主人公よりも「敵対者」のほうが人気があることもありそうです。

 そういう「敵対者」って、魅力的に書かなければいけませんよね。
 主人公の出てこないところで、敵対者を格好よく書く分には問題ないのですが、――けど、主人公と敵対しているシーンで格好良く書くと……主人公が霞む?

 敵対しながらも、どっちも格好いい。でも、主役はあくまでも主人公。
 そういうふうに書くのって、難しいと思うのです。

 そんなシーンのお話です。 

『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
  https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517

  第七章 星影の境界線で

  3.すれ違いの光と影ー3

 を、明日、土曜日、朝7時ごろ更新します。
 よろしくお願いします。

※第一部完結まで、毎週土曜日朝7時ごろ、定期更新です。
 近況ノートは、朝寝坊してもいいように(すみません)、前日に上げておきます。

※『ドラゴンブック新世代ファンタジー小説コンテスト』に参加中です。
 いつも読んでくださる方々、通りすがりで読んでくださった方々、どうもありがとうございます。
 参加表明&宣伝文句の近況ノートはこちらです。→https://kakuyomu.jp/users/NaN/news/1177354054886013445
 こんな(↑)スタンスで参加しています。


 以下、恒例の執筆裏話「制作ノート」です。
(少しネタバレを含むため、スペースを空けます。
 本編のあとにお読みください)











 制作ノート
「限りなく味方に近い敵」

 タオロンVSリュイセンの回……かな。それだけではなくて、いろいろ詰め込んでいますが。
 一応は、ルイフォンとリュイセンの連携もあるのですが、リュイセンとタオロンが戦い始めたら、ルイフォンが余計なことをすると危険なので見物です(主人公……)。

#一応、「ルイフォンらしい」戦い方も、見せ場のはず……。(と、主人公をフォロー)
 ルイフォンは周りの状況をうまく利用する戦い方をします(というか、正面からじゃ、あっさり負ける)。
 今回はベッドのスプリングで派手に高く跳んで、タオロンの目を引きつけるとか。
 ずっとずっと前、第三章では街灯を割って、硝子を落としたとか。


 戦闘シーンは、かなり力を入れて書きました。
 そして、タオロンは「心情的には、限りなく味方に近い敵」なので、格好良く書かなければいけないのでした。
 リュイセンとタオロン、どちらが強いか。
 今回のシーンでは「怪我をしているから、タオロンが負ける」という、「負ける理由」をハッキリ示すことができたので、良かった。助かった、と思いました。

 タオロンは、「限りなく味方に近い敵」。読者に好かれる人物でないといけないのです。
「こいつ強敵だ」というように「強さ」だけを出すのではなくて、格好いい、いい奴と、感じてもらわないといけないのです。

 タオロンの過去は、なんのひねりもなく、本文通りです。こいつに複雑な過去は似合いません。まっすぐ、ひたすらまっすぐです。

 結局のところ、タオロンの真意は謎のままです。
 謎を放置すると、「分からない話」になってしまいます。できれば避けたいです。けれど、ここはこうするしかありませんでした。

「タオロンはどうやらいい奴なのだけど、やむを得ない事情があり、メイシアの父を殺そうとした」
 ……このエピソードって、言いたいことはこれだけだったのかも……。

5件のコメント

  • 月ノ瀬さま
    そういうキャラクター相関って良いですよね(*^^*)
    銀英のラインハルト側からみたヤンとかDBのベジータとか。
    最初味方であっても、どうしようもない理由で裏切り、最後にはまた友情パワーで味方になるとかのパターンも王道ですし、ちょっとクセのある設定ではガンダムのランバ・ラルとアムロの関係なども胸にきます。

    物語の主人公が強いのはある意味妥当ですけれど、ただ強いだけの主人公を動かしていても飽きがきます。映画でも名脇役と呼ばれる役柄があるからこそ主人公が光るので、同時に登場させたからといって霞むようなことはなく、寧ろ話に面白さが加味されるボーナスステージだと思います(*^^*)
  • 佐月さん
     おはようございます! コメントありがとうございます。

     こうして考えると、敵対者って、重要というか美味しい役回りと言ったほうがいいのかも。
     どうしようもない理由で裏切って、また味方にという展開は熱いですね。良いですよね、そういうの。
     そうですよね、主人公が霞むぅ……と思うようじゃ、せっかくの展開がもったいない。ここは見せ場ってことで、ガンガンいかないと。
     良いお話をありがとうございました!
  • 敵対者の描き方って、難しいなあ、といつも思います。

    主人公はいくらでも格好良く書いたらいいんですけど、敵役は、作者の中で、「この人は最後まで敵!」とか「実は事情があるんだよね……」とか、いろいろ隠された設定があるので……。

    特に、事情があって、今は敵対しているという場合、「嫌われてほしいけど、嫌われ過ぎて、後で事情を明かした時にとってつけたように見えたら困る……!」と、ジレンマに陥ります(苦笑)
  • 綾束さん
     コメントありがとうございます。

     適役をむやみに格好良く書いたら、隠された設定がバレてしまいそう、っていうの、分かります!
    「登場時の立ち位置からすると、どう考えても敵なのに、妙に作者に贔屓されているなぁ……。これ『実はいい奴』パターン?」って感じのやつ……。

     嫌われすぎてもいけないって、あるあるですよね。
     なんか、凄く分かる! 共感します!
     上手なさじ加減って、難しいですよね。ほんとに……。
  • 春さん
     コメントありがとうございます。

     ルイフォンの見せ場、ありましたか。良かったです。
     でも、ライバル的な意味では、ここではタオロンに対してはリュイセンでした。(ああ、主人公……)。
     ルイフォンは、心理戦みたいなほうが得意です。頭脳戦かな?

     タオロンは放置……すみません。とにかく脱出しないといけないので!
     いつもありがとうございます!
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