今日は、作中の小さなロボット犬・テディについて少しだけ。
テディは、アレックスの父が「完成させてはいけない」と言って作った、未完成のAIです。物心ついたときからそばにいて、あまりに当たり前すぎて、アレックス自身も深く考えたことがない存在。
この物語には、二つのAIが出てきます。少年の寂しさを浴びて育ったロキと、父と子の愛情を浴びて育ったテディ。同じAIなのに、注がれたものが違うと、心はどう育つのか。書きながら、ずっとそのことを考えていました。
テディの「くぅん」という鳴き声が、物語のなかで少しずつ違う響きに変わっていきます。よければ、その変化にも耳を澄ませてみてください。